ブジーはギリギリまで待って!我が子の「先天性鼻涙管閉塞」治療記録①の続きです。
小児眼科で涙嚢マッサージについて叱責される
大学病院から眼科へ移り、点眼と涙嚢マッサージを3ヶ月続けましたが、先天性鼻涙管閉塞の症状は、なかなか改善しませんでした。そこで、有名な眼科医がいる小児眼科を紹介され受診することに。
すると、紹介された小児眼科の先生から「子どもに涙嚢マッサージなんてするんじゃない!」と強めの口調で怒られたのです。これには同席していた夫もびっくり。
私が前の病院で指示されていたので続けていたことを伝えても「私は眼科の権威」「アメリカ帰りで数千人以上の患者を診てきた」「他の眼科医は間違っている」など、それはもうすごい剣幕でした。
ブジー処置を強く勧められ大学病院に
小児眼科の先生から医療用の針金で穴を開けるブジー処置を強く勧められ、私は子どもを連れて大学病院へと向かいました。しかし、そこで受けた説明が恐ろしいものでした…。
ブジー処置は、治療後まれに敗血症を起こす可能性があること、涙小管や鼻涙管を損傷する恐れがあること、1回で成功しない場合もあることなどを説明されました。
また、6ヶ月以上の子どもの場合、じっとしていられないので全身麻酔になりますとも言われました。
私は、全身麻酔や局所麻酔の経験があり、どんなに安全と言われていても体に負担があることは分かっていました。
そのため、7ヶ月過ぎの子どもに全身麻酔は危険ではと思い、ブジー処置をためらいました。
しかし、予約をしておかないとなかなか手術できないと言われたので、子どもが1歳になる月にブジー処置の予約を入れました。
初めにかかったお医者さんに先天性鼻涙管閉塞は、1歳までに約80%が自然治癒すると言われていたので、何とかそれまでに治って欲しいと一縷の望みをかけていました。
そして手術前日に奇跡的なことが起こったのです!
くまさん♥
東京都
東京在住のワーキングマザー。発達障がい(ADHD)のある中学生と、定型発達の保育園児、乳幼児の3姉妹を育てています。これまでに経験した、出産・結婚・離婚・再婚・ステップファミリーなど、さまざまな体験をもとに、記事を執筆していきます。