みなさんは「先天性鼻涙管閉塞(せんてんせいびるいかんへいそく)」という病気を知っていますか?
これは、涙の通り道である涙道(るいどう)あるいは、鼻涙管が塞がっている状態のことを指します。
先天性鼻涙管閉塞の原因は、現在でも詳しく解明されていませんが、1歳までに約80%が自然治癒すると言われており、
治らない場合は、点眼やマッサージ、医療用の針金で穴を開けるブジー処置などの手術を行うのが一般的だそうです。
今回は、第二子が先天性鼻涙管閉塞と診断されてから、症状が解消するまでのお話を書いていきたいと思います。
生まれてしばらくして目ヤニで目が開かない状態に
二番目の子が生まれてから、特に変わった様子もなく過ごしていたのですが、退院後1週間ほどした頃から、目ヤニ(左目)の多さが気になるようになりました。
初めは粘性の黄色い目ヤニがよく出ていたのですが、段々と量が多くなり、朝起きると目ヤニが固まって目が開かないというのが当たり前の光景に。
そのため、毎朝目ヤニの拭き取りが欠かせなくなり、清浄綿を大量に購入していたのを覚えています。
生後1ヶ月で先天性鼻涙管閉塞と診断される
1ヶ月健診の際に先生に症状を診てもらい、先天性鼻涙管閉塞と診断されました。
そこからはガチフロという点眼薬を朝昼晩の1日3回さして、目ヤニが出たらこまめに拭き取るなどして様子を見ることに。
目薬の効果はというと、ささないよりはマシという程度で、3ヶ月続けても症状が改善することはありませんでした。
眼科で教わった涙嚢マッサージを試みる
第二子が生まれたのは大学病院だったので、1ヶ月健診も大学病院で行いました。
しかし、3ヶ月以降はかかりつけの小児科を探すように言われていたので、点眼薬をもらうために近くの眼科に通うことに。
そこでの診断も先天性鼻涙管閉塞ということで、以前と同じ点眼薬が出ました。
また、涙嚢(るいのう)マッサージという目頭のあたりをクルクルとマッサージする方法を教わり、点眼の際にセットでやるようにと指示を受け、その日から毎日実践。
しかし、その後他院の医師から衝撃的なことを言われてしまうのです。
くまさん♥
東京都
東京在住のワーキングマザー。発達障がい(ADHD)のある中学生と、定型発達の保育園児、乳幼児の3姉妹を育てています。これまでに経験した、出産・結婚・離婚・再婚・ステップファミリーなど、さまざまな体験をもとに、記事を執筆していきます。