現在小学6年生の長女は、小学4年生の頃に発達障がい(ADD)と診断されました。
今回は、その際に受けた「発達障がい診断テスト」がどのようなものだったかをお話しします。
尚、この記事でお話しするのは、私の娘が受けた発達障がい診断テストの内容であり
発達障がい診断テスト全てがこの記事の限りではありません。
あくまでも体験談として、お聞きください。
下記リンクより発達障がいについての記事がご覧になれます。
娘の症状については、コチラ↓
「発達障害かも?と思ったら」
発達障がい児向けの部屋づくりについては、コチラ↓
「写真で解説!発達障がい児のための部屋づくり①」
「写真で解説!発達障がい児のための部屋づくり②」
発達障がい診断テストってどんなもの?
私の娘が発達障がいかどうかを調べるために受けたテストは、以下の4つです。
・WISC-IV知能検査
・認知機能テスト
・ADHDチェックシート
・描画テスト
※このテストは、発達障がいかどうかを診断するものではありません。
発達障がいかどうかは、テスト結果を踏まえて医師が判断します。
テストは、臨床心理士の先生を自宅に招いて行いました。
所要時間は90分で、親とは別室でテストを受けます。
テスト内容は、非公開とされていますがおおまかな内容は、説明してもらえました。
WISC-IV知能検査とは
WISC-IV知能検査(ウィクス検査)では
・言語理解(VCI)
・知覚推理(PRI)
・ワーキングメモリー(WMI)
・処理速度(PSI)
上記4つの指標を数値化します。
それぞれの合成得点とパーセンタイル値(100人中何番目か)から
子どもの得意不得意を明確にしていきます。
それぞれの検査内容を一部紹介すると
・言語理解…2つの概念の共通点を答える
例:自動車と船の共通点は、乗り物など
・知覚推理…ブロックや図版を見て推理する
例:ブロックやパズルで絵を完成させる
・ワーキングメモリー…聴いた内容を記憶して再生する
例:聴いた内容を頭の中で並べ替えたり再生したりする
・処理速度…制限時間内に物事を処理する
例:絵を書いたり記号を見分けたりする
尚、この検査を一度受けると、次回まで2〜3年程度
間隔を空けなければならないと説明を受けました。
認知機能テストとは
認知機能テストでは、計画性と抑制力が分かります。
検査シートへの記入と描画テスト
イラストやパターン問題が出題されました。
ADHDチェックシートとは
これは、親が記入するものです。
また、生育歴や生活歴、困っていることなど先生に聞かれたことに答えます。
このチェックシートの内容から
不注意・多動性・衝動性などを数値化していきます。
描画テストとは
描画テストでは、子どもパーソナリティを検査します。
今回は、果物の木を描いて、その内容から
子どもが発しているサインを読み取っていただきました。
発達障がい診断テストは、どこで受けられる?
今回は、自宅で発達障がいの診断テストを受けましたが
・児童精神科
・大学病院
・発達障がい専門機関
・民間の心理相談室
・区の特別支援教育課
など、さまざまな施設で診断テストが受けられます。
発達障がいかどうかの診断が確実にほしい場合は、
病院でテストを受けるのがおすすめですが
病院だと緊張してしまうというお子さんは、
訪問型の診断テストを受けてみるのもおすすめですよ。
発達障がい診断テストにかかった費用
発達障がいの診断テストにかかった費用は、2万円です。
テスト、ヒアリング合わせた所要時間は、全部で150分。
出張料や教材費、入会金などは、一切かかりませんでした。
くまさん♥
東京都
東京在住のワーキングマザー。発達障がい(ADHD)のある中学生と、定型発達の保育園児、乳幼児の3姉妹を育てています。これまでに経験した、出産・結婚・離婚・再婚・ステップファミリーなど、さまざまな体験をもとに、記事を執筆していきます。