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写真で解説!発達障がい児のための部屋づくり②

くまさんくまさん

前回の「写真で解説!発達障がい児のための部屋づくり①」では、発達障がいを抱える娘のための部屋づくり「ベッドまわり・衣類収納・本棚」についてご紹介しました。今回は、前回ご紹介出来なかった「おもちゃ収納・勉強机」についてご紹介したいと思います。

物の住所を決めて、絶対に汚れない勉強机に!

これは娘が使っている勉強机です。いたるところに細分化シールを貼り、住所を決めているので、いつでもキレイな状態を保てています。

有孔ボードを使った壁面収納で分かりやすく

娘は引き出しに物をしまうと何でも詰め込んでしまう癖があるので、文房具や小物など、普段使う物は壁面収納(見える収納)に置き換えました。

この有孔ボードはIKEAで購入しました。

ファイルボックスを使ってプリントを仕分ける

学校から出たプリントは、100均のファイルボックスを使って仕分けています。「これからやるプリント」と「終わったプリント」に分けると、まだやっていないプリントがどれだけあるのかがすぐに分かるので便利ですよ。

ボーナス制度でヤル気をアップ!

怒る&怒られる回数を減らして、お互いにストレスフリーになれる「ボーナス制度」。1日に1回も忘れ物をしなかったらカレンダーにニコちゃんシールを貼り、それが10コ貯まると月のお小遣いにプラスして100円がもらえる仕組みです。これは効果バツグンなのでオススメです♪もちろん毎日シールを貼れるわけではありませんが、その日まで忘れ物をしない日がなかったので、シールを貼れる日が1日でもあるだけで驚きの効果でした。

極力、引き出しは使わない

娘が引き出しに物を入れると、どうしても中がぐちゃぐちゃになってしまいます。それなので、思い切って引き出しを使わないという選択をしました。上の引き出しだけは細分化シールを貼って少量の物を入れていますが、大きな引き出しには鍵をかけて開かないようにしてあります。

中は間仕切りで使って、これ以上の物を入れない約束をしています。ちなみに、大きな引き出しにはノートや鉛筆、雑巾や図工道具のストックを収納しているので、引き出し自体は無駄にせず使っています。

クローゼットに鍵をつけて宝箱気分♪

ここからは「おもちゃ収納」についてご紹介します。

視覚過敏の症状から、身の回りにたくさんの色や物があると気が散ってしまう娘ですが、おもちゃで遊ぶ時くらいは思いきり「ごちゃごちゃ」させてあげたいと思っています。

でも、ひとたび「おもちゃ」が視界に入ってしまうと、今やっていたことを全て忘れてしまう娘。宿題もやらずにおもちゃで遊んでしまったり、明日の準備の途中でおもちゃに目を奪われてしまったりして、なかなか上手くいきません。

しかし、これも障がいによる特徴で、本人にはどうしようも出来ない部分でもあります。誰だって親に叱られるようなことをしたいはずがありません。それでもやってしまうのが、この障がいの辛いところです。

そこで何とか娘が叱られずに、尚かつ楽しく毎日のタスクを終わらせることが出来ないかと考えた結果、「おもちゃ箱」というものはつくらずに、クローゼット全体をおもちゃ箱にして、鍵をかけるという結論に至りました。

これならおもちゃの誘惑に負けることなく、やらなければいけないことをやることが出来ますし、おもちゃで遊ぼうと思った時に鍵が開いていないことで、やり残していることがあるということに気がつくことが出来ます。そして、本人も鍵を早く開けたいので必死になって頑張ります(笑)。

この鍵付きクローゼットのおかげで、娘の叱られる回数が激減!さらに、鍵を開けるたびに達成感を得られるようになり、「自分だってやれば出来る」という自信にも繋がっているようです。ちなみに鍵はホームセンターで購入しました。

それでは、クローゼットの中をご紹介していきます。

細分化シールを貼ったチェストに漫画やおもちゃなどを入れています。

そしてチェストの上には、細分化シールを貼った白いボックスがたくさんあります。

娘のお気に入りのカンカンたちも収納に利用しています。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。今回ご紹介した部屋づくりは発達障がいのお子さんに限らず、忘れ物の多いお子さんの「忘れ物対策」にもオススメです。お互いがストレスフリーな時間を過ごせると良いですね。

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くまさん

くまさん

東京都

東京在住のワーキングマザー。発達障がい(ADHD)のある中学生と、定型発達の保育園児、乳幼児の3姉妹を育てています。これまでに経験した、出産・結婚・離婚・再婚・ステップファミリーなど、さまざまな体験をもとに、記事を執筆していきます。