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叩かれて育った子どもが親になったら①「繰り返される負の連鎖」

くまさんくまさん

毒親育ち、アダルトチルドレン、PTSD(心的外傷後ストレス障害)
これらは以前、医者が私につけた通称や症状の名前です。

今回は、体罰や心理的虐待を受けて育った子どもが
「親になるとどうなるのか」私の実体験をもとにお話したいと思います。

体罰がしつけの基本にある家庭で育つ

私の育った家庭では、体罰が日常的に繰り返されていました。
父親からは「叩く」「殴る」「蹴る」「逆さ吊りにされる」「物を投げる・壊す」「お灸を手の甲に置く」「ベランダに出される」などの暴力はもちろん
外出を禁止されたり、大切な物を没収されたりという拘束もありました。

また、友人とずっと前から約束していた遊園地に行く予定なども
親の機嫌一つで無しになることも多く、それはチケットを先に買っていたとしても関係ありません。

さらに顔や容姿についてからかったり、親戚や知り合いの前でそれをネタに笑いを取ったりするのが母親は大好きでした。

飼っていた犬の散歩のために門限は常に17時。
それは大学生になっても変わらず、延長を望めば「犬を殺せ」と返ってくる
そんな家庭で私は育ったのです。

繰り返される負の連鎖

そんな私も親になり、子どもが1歳半になったときのこと。
コンセントをいじる子どもに対して咄嗟に手が出てしまったのです。

そのとき私は、子どもへの罪悪感と父親と同じことをした自分に対する嫌悪感に苛まれる一方で「今のは言葉だけでも絶対に注意できたはず」という確信のようなものを得ました。

またこのときに感じた「親は自分の感情を発散したいために私を叩いていたのではないか?」という疑念は、次第に大きな憎悪へと変わっていったのでした。

親になって募る自分の親への不信感

殴られて育ってきた手前、正しい怒り方や叱り方は分かりませんでしたが、叩いたり殴ったりすることが普通でないことは理解できました。

ですが、長年に渡ってパターン化された「しつけ=暴力」という
思考ははなかなか変えられず、子どもに手をあげそうになる場面が多々あったのも事実です。

そのたびに「自分がスッキリしたいために叩いた」という
親の気持ちを理解することとなり、親に対する不信感がどんどん募っていきました。そして私はカウンセリングとアンガーマネジメントを受けるために
精神科に通うことを決めたのです。

叩かれて育った子どもが親になったら②「認知の歪みを整える」に続きます。

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くまさん

くまさん

東京都

東京在住のグラフィックデザイナー。現在、発達障害(ADHD)のある小学6年生と2歳児の子育て中です。これまで経験した出産・結婚・離婚・再婚・ステップファミリーなど、さまざまな経験をもとに記事を執筆していきます。