日本では女性の出産年齢が上昇し、高齢出産化が進んでいるため母親の心や体への負担も含め、ネガティブな問題が指摘されています。
35歳以上の初産婦、40歳以上の経産婦を高齢妊娠と定義されていて、
20代の出産と比べると母体や胎児へのリスクが高くなるというのは、現在のネット社会において、その程度の知識はご存じの方も多いことでしょう。
そんなこと100も承知で各々が高齢出産を選択せざるを得ない事情があるのです。
メリット・デメリットのような、ありふれた情報ではなく、高齢出産を選択する上でリスクを避けるためにできる事について考えてみます。
高齢出産後に一番注意したのは睡眠
私は42歳で第二子である息子を出産しました。
妊娠中、出産後の健康を維持するために意識したことは睡眠、運動、食事です。
中でも一番注意したのは睡眠で、少しでも時間が取れれば寝ることを優先していました。
乳児期はやらなくても死なない程度の家事は放っておいて、寝ることを優先するのをおすすめします。
少し睡眠時間が長くとれるようになったら、自宅で簡単にできるストレッチやヨガなどで徐々に筋力を取り戻して、
体力が一番必要な幼児期を乗り越える準備です。
私は妊娠中から週に2回、市や産婦人科が開催しているエアロビックスに通っていました。
出産後に腰痛が発生したので、生後4か月からピラティスのメニューも追加し、エアロビックスの再開です。
体を動かすと良質な睡眠を摂ることができます。おかげで毎日子どもと一緒にぐっすり眠ることができました。
第一子の出産は30代前半でしたが、その時よりも遥かに健康体で産前産後を送っていたと思います。
子どもの成長と共に負担は身体から精神へ
子どもが成長し思春期を迎える頃には、自身の負担は身体から精神へと移行する時期に入ります。
高齢出産者は子供の思春期と親の介護、そして自身の更年期が重なる可能性が高く、
この時を乗り切るためにも心身の筋力を鍛えておくことが必要です。
安定したメンタルを保つためには、自分自身と向き合う時間を取ることや、
コーピングリストなど自分に合ったストレス解消法ツールを持っておくことが大切だと思います。
私はフリーランスの仕事をしていたので、出産間もなく仕事が再開。
いわゆる、ワンオペワーママなので、毎日がストレス全開でした。
このままでは自分が壊れてしまうと危機感を感じ、改善の方法を探る中で瞑想に辿り着いたのです。
その時に1分から始めた瞑想は5分、10分と出来るようになり、かれこれ4年継続しています。
長女が思春期なのでお互いぶつかる事も増えてきましたが、
過去の私なら自暴自棄になって家庭内は大いに荒れていたと予測できますが、
今はまだそこまで酷くなることはありません(笑)
瞑想で「今」に意識を集中する訓練ができているせいか、
感情を落ち着かせることができるようになりました。(アラフィフになってやっとw)
健康が準備できればネガティブ要因は全て解決
自身の経験から、高齢出産を迎えるにあたって準備しておくことで一番大切なことは、妊娠、出産だけに留まらず、
その後の子育ても含めた心身の健康管理、体力づくりだと実感しました。
そのためにも、妊娠前から運動や食事、睡眠を意識して生活習慣を整え、気持ちに余裕を作れる環境づくりが重要です。
健康さえ確保できれば、高齢出産やその後の子育てのネガティブな要因は全て解決できるとまで思っています。
逆に健康でなければ、ポジティブ要因ですらその力を発揮することはできません。
高齢出産のために健康を準備することは、
出産とその後の子育てを楽しむための必要不可欠なプランのひとつです。
えみゅう♥
大阪府
大阪生まれ大阪育ちのアラフィフシングルマザーです。16才娘と7才息子を持ち、2年間の海外在住経験を経てコロナ禍の帰国。引っ越し16回の経験も含め、幅広い子育てや教育の情報を発信します。