“兄弟・姉妹の一番上は心配でしょうがない”と思ったことはありませんか?
上がいない一人目は見本にする兄や姉がいないぶん、何をやるにもどうやったらいいかわからないでいるので、見ているこっちがハラハラしてしまいます。
一番上にもっと手をかけてあげたいところですが、下の二人にも気をとられ、手伝ってあげないとずーっとその場で立っているだけ・・なんてことがよくあり、自分で考えて行動することができずイライラしてしまいます。
娘は産まれた時からママっ子
長女が小学生活の6年間、私が仕事のためにほとんどの時間を費やし、なにもできない長女に怒ってばかりいました。
それでも、長女には「ママ」だけが頼りで、よく、友達や友達のおかあさん、先生などに「ママ」の自慢をしていたそうです。そんな話を聞くたびに、怒ったことを後悔したり、私がしっかりしなくちゃ!とも思いました。
小さいころを思い返すと、1年半おきに弟達が誕生し、弟達にちょっかいをだして泣かせたり、「ママ抱っこ~」が多かったり、とにかくわがままを言ったり大泣きをしたりと大変でした。しかし、私の体調が悪いときや、気持ちが沈んでいるときは、一番に心配してくれるのは長女です。
今思うと、“どうやったら母に自分の存在を気付いてもらえるのか”必死で、赤ちゃん返りとお姉ちゃんになるところの間で葛藤があったのだな~と感じます。
小学生になっても開放されない
小学校低学年のうちはまだ、保育園らしさもぬけず、かわいいものがまだまだ好きでした。中学年、高学年とあがるにつれて、かわいいグッズは好きでしたが、自分の身なりを気にしなくなり、汚ギャルへと成長していきました。
宿題もしない、部屋は汚い、ズボラな生活が4年生~6年生までは続きました。毎回毎回怒って、ケンカして、を繰り返していました。
最初の方の話になるのですが、長女は自ら行動を起こすには導いてあげないとならないということ。私は、“もう自分でなんでもできるだろう”と勝手に思い、部屋を片付ける、宿題をみてあげる、などをまったく協力しなかったからこうなったのではないかと気づきました。
長女はほぼ毎日のようにミニバスをしており、私も仕事ですれ違いの生活で、長女のために時間をつくることが難しく、なにもしてあげられないことに悩みました。「じいじ」や「ばあば」が協力してくれましたが、部屋の片づけかたを教えてあげるのではなく、手をかけてやってしまうため、なんの意味もありませんでした。
子供のための時間をつくる努力
さすがに、娘がこのまま成長してしまうのはもちろん心配。仕事中まで心配になり、小学6年生になった1年間は、彼女の時間を優先しました。
職場にもシフトの相談をしたり、有休をつかわせてもらったりしました。授業参観にも必ず出席し、一緒に買い物に行く日などもつくりました。
長女が中学生になった今では、「じいじ」「ばあば」は引退してもらい、母一人・子供3人でがんばっております。意識的に時間を作ってあげ、最大限の努力をすることで、母としての信頼を回復できると思います。
これまでの後悔を取り戻す
子育てにはよく「褒める」ことがいいと言います。私は子供の褒めてあげるポイントがどこなのかよくわからずにいました。
最近長女は洗濯物を片付けてくれたり、食器を洗ったりとなにも言わずとも手伝ってくれるようになりました。
やってくれるハズがないと思っていたことなので、こんなときはびっくりして「すごい!ありがとう!」なんて言葉がでてしまいます。もちろん娘もにんまりします。
これもきっと、今までもそんな場面があったのに気づかずにいたのだなと反省しました。
娘は女の子で、きっと思春期・反抗期がこれからくるのだろうと思います。そのときに後悔しないためにも、今しっかりとコミュニケーションをとって、楽しい思い出をつくってあげたいと思っています。
ちゃんみき♥
埼玉県
36歳、三人の子供のシングルマザーです。一番下が生まれてからすぐに離婚を経験し、シングルになって10年になります。 そんな中でもみんなたくましく成長し、ケンカしながらも絆の深い家族です(私の妄想かもしれませんが・・)。 "子供と同じ目線に立ってみる"ことを大事にした子育てをしています。思春期の娘、反抗期の息子たちにまだまだ手をやいていますが、これまでの経験をもとに、子育て中のみなさんと同じ気持ちであったり、新しい情報としてお役に立てればとおもいます!