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離婚が子どもに与える影響

くまさんくまさん

年齢・性別によって与える影響は様々

以前の記事では私が離婚に至るまでの経緯をお話しました。今回は、その後この離婚が私の子ども(娘)にどのような影響を与えたかをお話したいと思います。

私が離婚した時、娘はまだ4歳と幼く、今回の離婚について理解することは難しかったと思います。それなので娘には、お父さんとはもう一緒に暮らせなくなるということだけを伝えました。子どもに不倫の話などしても分からないだろうし、仮にも子どもの父親であるわけなのだから、父親の不貞など知りたくないだろうと真実は黙っておくことにしました。

当然真実を知らない娘からは責められました。「どうして一緒に暮らせないの」「お母さんのせいだ」「何とかしてよ」などなど…何回も、何回も言われました。夫の不倫に悲しむ間もなく次は相手方の妊娠、離婚、手続き…その上子どもにも責められ、その時ばかりは少し精神科にお世話になりました(笑)。

でも急に父親がいなくなってしまうと告げられて、動揺するなという方が無理ですよね。大人でも辛いのですから幼い子どもなら尚更です。その時の私はただ娘の気持ちを受け止めるサンドバッグになることに徹しました。すると段々と娘も落ち着いてきて、どうして別れることになったのかを聞いてくるようになったのです。この辺は男の子と女の子で差がある様な気がします。

女の子は男の子に比べて少し大人びたところがあるので、そうゆう問題に対して鋭いなと感じました。とは言ってもありのままを話すわけにはいかないので、「もうお互いに好きじゃなくなっちゃった」「がんばったけどダメだった」「ごめんね」「私が○○ちゃんを幸せにするからね」ただそれだけを繰り返しました。それからしばらくすると「お母さんが笑っているならいいよ」「お母さんが楽しいならいいよ」娘はそんな風に言ってくれるようになりました。どこまで本心なのか、どこまで理解しているのかは分かりませんが、娘からの言葉を聞いて私は娘を絶対に幸せにすると心に誓いました。

父親のいない生活で娘は…

離婚が成立して数日で、私は娘と2人で小さなアパートに引っ越しました。荷造りをしている最中は、35年ローンで買った家が空っぽになっていくのを見て娘と2人で泣いたのを覚えています(笑)。でも、いざ新しいアパートに着くと女性特有の切り替えの早さ(本当は切り替えられていないかもしれない)のおかげか荷解きを淡々とこなし、普通に暮らし始めました。

元夫は新天地での生活を始めていましたが、私と娘は今まで生活をしていた土地に残りました。これからスーパーで買い物をしたり、駅前に行ったり、公園に行ったり色んな場面で私は元夫のことを思い出し、娘はお父さんのことを思い出すことになるのだろうと少し切なく思ったりしました。

でもよくよく考えてみると、元夫は婚姻中からまったくといって良いほど家庭に興味がなく、家族で出かけることがほとんどなかったので思い出の場所がないことに気がついたのです(笑)。土日は必ず外出していて、会社には早朝に出社し帰宅はいつも深夜だったので、娘と元夫が顔を合わせる機会は考えてみればほとんどなく、私と娘は元々母子家庭の様な生活を送っていたのでした。今ではこれが割と救いだったのではないかと思っています(笑)。お父さんとの関わりが深い、お父さんの存在が家族の中にしっかりとあったら離婚後辛かったと思います。そんなことで、私も娘も意外とあっさり通常の生活を取り戻したのでした。

一人親のための制度を知っておこう

一人で子どもの面倒を見ながら家計を支えていくことは容易ではありませんよね。それなので頼れるものには思い切り頼って、使える制度はすべて使う!これを強くオススメします。自治体や市町村によって制度は様々ですが、代表的な制度を以下にまとめました。

・児童手当
・児童扶養手当
・児童育成手当
・ひとり親家庭等医療費助成制度
・義務教育就学児医療費の助成
・乳幼児医療費助成制度
・ひとり親家庭自立支援給付金事業
・ひとり親家庭ホームヘルプサービス
・ひとり親家庭民間賃貸住宅家賃等助成

この他にもファミリーサポートや自治体や市町村が運営を行っているサービスに頼るのもオススメです。もしお金に余裕があれば、24時間型の託児施設なども良いと思います。駅前保育などの託児施設では、給食の他に軽食を用意してくれるところが多いのでお迎えが遅くなっても安心です。さらに入浴サービスもあるところがほとんどなので、帰ったら寝るだけで良いなど働くお母さんにとって頼もしい存在になってくれます。とにかくシングルになったらすべて一人でやろうとしない、抱え込まないということが大切ですよ。

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くまさん

くまさん

東京都

東京在住のワーキングマザー。発達障がい(ADHD)のある中学生と、定型発達の保育園児、乳幼児の3姉妹を育てています。これまでに経験した、出産・結婚・離婚・再婚・ステップファミリーなど、さまざまな体験をもとに、記事を執筆していきます。