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3人目、諦めました シリーズ① 3人目が欲しい!

おけいはんおけいはん

少子化が嘆かれる昨今ですが、私の周りには子沢山の家庭がとても多く、子どもが3人いる家庭は普通にたくさんあって、4人いる友人は7人、そして5人の子を持つ友達もいて、「本当に子どもの数は減っているの?」と錯覚してしまう程です。

私も3人目が欲しいな〜とずっと思っていたのですが、結局できず、2人兄妹のまま今に至ります。欲しくて欲しくて仕方がなかった時から現在までの紆余曲折を経た感情の推移についてお話しします。

友達のオメデタ話に焦る毎日

我が子2人は私立の幼稚園に通っていました。
特別な理由があるかは分かりませんが、その幼稚園には、子どもが3人、4人という家庭が多く、ママ友との会話の中での「そろそろ3人目じゃない?」は常套句のようでした。

我が家は男の子1人、女の子1人。私は3人目を欲しがっていたけれど、夫は男女1人ずつ子どもができたことに満足していましたし、3人目となると経済的にも2人よりも我慢しなくてはならないことが増えるだろうという観点から、2人でいいんじゃないの?という空気が流れていました。夫婦共に子ども好きではあるので、まあ自然と授かったら嬉しい、というスタンスでした。

仲の良いママ友から3人目、4人目を妊娠したという報告を受ける度、おめでとうの気持ち半分、羨ましい!という気持ちが混ざり合っていました。

3人以上がステータス!?

3人目ができたらいいな、と願いつつも時ばかりが流れ、1年経ち2年経ち…。
兄妹間の歳の差は3つ。下の子が幼稚園に通っている間に3人目ができないと差が開いてしまうとか、今妊娠したら年度をまたいで何歳違いになるとか、このくらいの歳の差ならまだ大丈夫だろうとか、そんな事ばかり考える日々でした。

でも、こればっかりは私1人で進められる問題ではないだけに、なかなか思うようにはいきません…。それでも、今時は歳の開いた兄弟も珍しくないし、上の子がお世話を手伝ってくれるなら歳の離れた子でも楽しく子育てができるんじゃないかな、とあれこれ都合よく期待しながら長い期間を過ごしていました。

今思えば、なぜそこまで3人目にこだわっていたのだろう、と思います。

上の子、下の子、どちらに似た子が生まれてきても絶対可愛いし、もう1人家族が増えたら賑やかで楽しいだろう!が一番の理由ではありました。子ども達も、弟や妹が欲しいと時折話していましたし。でも、なんとなく「3人以上いてナンボ」と自分でプレッシャーをかけていたような気もします。少子化のことを考えると、2人子どもを産んでも社会貢献にはなっていないと思っていましたし、子育てしながら社会復帰をして働いてはいたけれど、子ども2人いて働くのははごく普通。3人以上で尚且つ仕事もしていて初めて立派と言える、なんて勝手に決め付けていた所もあったと思います。

ある種の承認願望。「すごい」と言われたかったのかもしれません。私の周りには子沢山でも仕事もバリバリしているママさんが本当に多かったのです。おまけにペットまで飼っているとなると、到底及びません。

実際、私自身2人の子を育てながら仕事に出ることも、目がまわるほど忙しいわけではなくまあまあこなせていました。もう1人子どもが増えたって子育て、家事、仕事も全部難なくやっていける、という自負があったのかもしれません。もちろん子どもは大好きなので純粋にもう1人産みたいという気持ちが一番。でもなんとなく「3人ママ」に憧れていた、というのも大きかったと思います。

街で見かける家族連れの子どもの数を数えては「1、2、3…やっぱり3人兄弟、いいなぁ」「1、2、3…4⁈すごいな」と羨ましい感情が、やがてため息となっていました。
子どもが2人しかいないことを、寂しく、そして何となく不完全に思っていたのです。

3人目が欲しくて仕方がなかった時代。2人の子育てや家事、仕事にも打ち込んでそれなりに幸せに過ごしていましたが、どこか空虚さを感じていました。次回の記事では、そんな気持ちが少しずつ「2人でもいいや」と思えるようになったまでの経緯をお話ししたいと思います。

3人目、諦めました シリーズ②子沢山ママへの憧れからの離脱 に続く

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おけいはん

おけいはん

兵庫県

兵庫県在住。結婚16年目。夫と子ども2人の4人暮らしです。大学時代に熱中したボランティアリーダー活動のおかげで子どもとのふれあいが大好きに。家族遊びは基本アウトドアですが、子ども達が大きくなり多忙な為機会が激減した今は、それぞれの目標に向き合う彼らにベタ褒めしたり叱咤激励しながらファン第一号として寄り添っています。自分がハッピーじゃないと子育ても楽しくできない。がモットーな、「がんばり過ぎない子育て談」を記事にしてお伝えできたらなと思っています。

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