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イヤイヤ期どう乗り越える?元保育士の対処法〜食事編〜

コトノハコトノハ

イヤイヤ期は、自我が芽生え始める1歳半〜2歳頃に始まることが多いです。第一次反抗期とも言われるイヤイヤ期は、多くのママやパパを悩ますでしょう。
イヤイヤ期の子どもは、様々なことに「イヤ」と拒否をしますので、いつもの生活を通常のペースで進めることが困難です。

中でも、イヤイヤ期の子どもの食事について悩んでいるというママは多いはず。
そこで、本記事では保育士として、多くのイヤイヤ期の子どもに接してきた筆者が、イヤイヤ期の子どもの食事に関する対処法をご紹介したいと思います。

イヤイヤ期の食事に関する悩みや解決策について

ここでは、イヤイヤ期のお子様を持つママの多くが持っている悩みと、その解決策について、ご紹介したいと思います。

ご飯を食べない

大変だった離乳食の時期が終わり、やっと色々なものが食べられるようになった頃、イヤイヤ期がスタートします。これまで、きちんとご飯を食べていた子どもが、突然食べなくなり、悩んでしまうママも多いでしょう。

食事を全く食べない場合や、同じものだけを食べる場合など、お子様によって様々なケースがあります。食事を食べないことや栄養のバランスが偏ることで、成長に影響が出るのではないかと心配になりますよね。

しかし、基本的に、子どもはお腹が空いていれば食べますし、少しぐらい食べなくても急に成長に影響が出ることはありません。そのため、まずはママやパパが神経質になりすぎないことが大切です。
その上で、下記のような解決策を試してみることをオススメします。

・1日3回(+おやつ)の食事の時間を決める
・日中、ジュースなどを飲んでいる場合は、お茶か水に変更する
・しっかり体を動かして遊ぶ時間を作る
・小さなおにぎりを作る(おにぎりに小さなおかずを入れる)
・おかずを小さく切る
・子どもの好きなキャラクターの食器を使う
・できるだけ家族皆で食事をする(難しい場合はママだけでも一緒に)
・「食べなさい」は言わない

食事中に座らない(ウロウロする)

食事中、じっと椅子や決まった場所に座らずに、少し食べては部屋をウロウロしたり、また食べに戻ってきたりすることを悩んでいるママも多いようです。「食べないよりはマシ・・・」と、ついつい、子どもがウロウロするのを許してしまっているという声もよく聞きます。

しかし、食事中にウロウロするというのはマナー違反ですし、喉に食事を詰まらせてしまう可能性もあるため大変危険です。
きちんと座って食事ができるようにするためには、下記のような環境がとても大切です。

・食事のテーブルや、その周りには食事以外の物をなるべく置かない(おもちゃなどは食事前に片付ける)
・テレビは消す
・1回の食事時間を決める(30分程度)
・食事の時間が終われば、片付ける(次の食事時間やおやつの時間までは与えない)
・食事用の椅子を決める
・椅子から立ったら「ごちそうさま」だということを伝える(実際に椅子から立ったらその食事は片付ける)

家庭では食事を食べない子でも保育園では食べる子が多い

実は、家庭で食事を食べずに親御さんが悩んでいるといった子どもでも、保育園では、きちんと食べているということが多いのです。そのため、保護者にお子様の給食時の様子を伝えると、驚かれることも多いです。

「給食は美味しいからかな?」と言うママもいますが、そういったことではありません。やはり、保育園では、食事に集中できる環境が整っているのです。また、給食の時間を逃すとおやつの時間まで何も食べられません。

実際に、私が1歳児クラスを受け持っていた時にも、家庭では「素うどん」しか食べないというお子様がいました。入園した当初は、保育園でも給食が食べられませんでした。しかし、1週間程度で少しずつ食べられるようになり、数ヶ月後には、おかわりをするまでになりました。

今回、ご紹介した解決策を「厳しすぎるのでは?」と感じるママもいるかもしれませんが、子どもの適応能力は素晴らしいです。そのため、この対策を続けていると、すぐにきちんと食べてくれるようになると思いますよ。

イヤイヤ期のお子様の食事について、お悩みの方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてくださいね。

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コトノハ

コトノハ

大阪府

大阪在住、31歳。2児のママです。 元保育士で、企業主導型保育園で園長をしていました。 その後、Web業界に転職し、現在はフリーランスとして、デザイン業やライター業を中心に自宅で仕事をしています。 保育士時代、関わった子どもは100人以上。様々な子どもと接してきた経験や、私自身の子育て経験をもとに、皆さまのお役に立てる情報を発信していきます!