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妊娠41週で超緊急帝王切開。気付けば隣に我が子がいた③

tomotomo

妊娠41週で超緊急帝王切開。気付けば隣に我が子がいた②の続きです。

その後

手術前私に話しかけて励ましてくれた助産師さんから、帝王切開後の赤ちゃんの様子を聞くことが出来ました。
帝王切開で産まれた直後は少しグッタリしていたけど、
その後凄く元気な産声を上げて泣いてくれたとのこと。
体も、手も足も大きな子で、元気いっぱいで、
とてもグレードAの状態だったとは思えなかったと話してくれました。

「グレードA」と「カイザー」という言葉を後で夫に教えてもらい、自分でも調べましたが
グレードAのカイザーとは、「超緊急帝王切開術」のこと。
帝王切開を緊急度によってグレードAからDに分けた場合に、最も緊急度の高いものを指します。
胎盤が剥がれるなど、短時間で胎児死亡の可能性がある場合に適応され、胎児娩出まで30分以内が目標。

私はこれを見たときにゾッとしました。
だから通常の帝王切開の工程を踏まずにいきなり全身麻酔だったんだ。
それ位、我が子の命は時間との闘いだったという事。
管理入院があと一日遅れていたら?
あの時モニターを見ていなかったら?
トイレに立たなかったら?
そういえば最後の妊婦検診の時に、
40週を超えて羊水が少なくなってきていると医師が言っていたのを思い出しました。
実際に赤ちゃんの心拍が落ちた原因は分かりませんでしたが、とにかく息子が元気に産まれてきたことは、
当たり前じゃないのだと実感すると余計に怖くて、
何度も目の前にいる赤ちゃんの存在を確かめるように手を握ったり抱きしめたりしました。

「感動の出産体験」という一連の流れは全て飛ばして、産まれた瞬間の記憶もなく、
ただただいきなり現れた赤ちゃんのお世話と、帝王切開後のお腹の痛みとでその後は必死でしたが、
最後の最後まで、赤ちゃんを自分の手で抱き上げる瞬間まで安心は出来ないのだと、身をもって感じました。
出産は自分も、赤ちゃんも命がけ。
生きて産まれていない可能性もあった事。

無事に産まれて来てくれたことに、そして今元気いっぱいに大きく成長している息子に、
感謝する気持ちをずっと忘れずにいたいと思います。

まとめ

私自身は今二人目を妊娠中で、現在7カ月に入ったところです。
今回は計画帝王切開という事もあり、38週での早めの出産にはなりますが、
それまでに産まれてしまう早産などの危険性もありますし、いつ何時赤ちゃんにトラブルが起きるか分かりません。
やはり元気な我が子を腕に抱くまでは、本当の意味での安心は出来ません。
もちろん予定日を過ぎてもなんのトラブルもなく元気に産まれてくる赤ちゃんも沢山います。
その一方で、胎盤の機能が下がり始めたり、羊水が徐々に少なくなってくる等のトラブルが発生する場合もある。
そういうリスクが高くなることは事実です。
42週を過ぎる過産期までお産を伸ばすことは胎児の死亡率や病気の率が高くなることから、
現在では42週目に入るまでに誘発分娩や帝王切開を行う事が多いそうです。
産婦人科の医師の診断に従い、自分自身でもお腹の赤ちゃんの胎動等普段と様子の変わったことは無いか、
よく観察して十分に注意してください。
少しでもおかしいなと思う事があったら、躊躇せず、すぐに病院に連絡してくださいね。

現在プレママの方には、今回の記事を書く事で、
初めての出産への不安を煽ってしまうのではないかと、正直迷いました。
しっかりと妊婦検診を受けて、毎日胎動を感じていれば不安になり過ぎる必要はありません。
ただ、常に自分の身体で小さな命を育てていることを忘れずに、今お腹の中で動いている確かな命を、
しっかりと自分の腕で抱いてあげられるその日までは大事に、
そして慎重に赤ちゃんの動きに耳を傾けて欲しいと思い記事にさせて頂きました。

私の出産体験レポート。
長くなってしまいましたが、どなたかの参考になれば嬉しいです。
今妊娠中の皆さん、これから寒くなりますが、一緒に出産まで頑張りましょう!
愛しい我が子の元気な産声が聞けますように。
母子ともに元気でその日を迎えられますように。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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tomo

tomo

大阪府

大阪在住、お調子者で最高に甘えん坊の3歳男児育児に日々悩まされながら、第二子となる子供を妊娠中の30代主婦です。食育スペシャリスト、食生活アドバイザー、健康リズムカウンセラーの資格を持っているので、食の観点からのお役立ち情報や日々の育児奮闘紀を読んで頂けたら幸いです。

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