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長男が3年生・長女が1年生の時に挑戦!英検準一級!の独学勉強法

ひでくみひでくみ

昨年、長男が小学3年、長女が小学1年の時に、私は英検準一級を受験し、一発で合格することができました。

今回の受験の目的は、二つ。現在の自分のレベルを知ることと、外国語活動(小学校)のボランティアに役立てることです。偶然にも、観光で日本を訪れる外国人の方に、道を聞かれたり、困っている様子をよく見かけるようになり、もっとスマートに英語を話せたら、という思いも抱えていました。とはいえ、英会話スクールに通う程の情熱もなかった私は独学の道を選び、三日坊主にならないよう、受験日というゴールがある、「検定」を受けることにしました。

勉強時間は全て家事の合間

まずは、英検準一級の頻出英単語の本を購入。本と連動した無料アプリがあり、スマホにダウンロードして毎日聞きました。例文を日本語訳付きで読み上げてくれるアプリなので、聞き流しながらリスニング対策も一緒に。スマホにヘッドフォンを付けて、歩きながら、自転車に乗っている時も英語を聞いていたように思います。

練習問題を自分で作り、時間を見つけては、文章とセットで練習しました。学生時代なら丸暗記できたかもしれませんが、家事育児をしながらの暗記は、私には無理でした。そこで、文章での使われ方を頭に入れて、単語のニュアンスをつかんでいきました。

英作文の対策は、日々の日記。自分の考えを簡単な英語で書く練習です。最初は2~3行も書けませんでしたが、ノート1ページ分書けるようになった時は自分でもびっくり。分からない単語はネットで検索できるので、辞書も使いませんでした。

気持ちが乗らない日もありましたが、そんな時は「2人の子育てをしながら学んでいる自分は偉い!」と自分を褒めてあげました。結果はともかく、いくつになっても学び続ける姿勢を子どもたちに見せていくことが大事なので、「合否に関わらず学ぶ」と決め、当日はリラックスして受験。何と一次をパスすることができました。正直なところ、二次に進めると思っていなかったので、二次試験対策を何もしておらず、焦りました(笑)

急いで二次試験対策!

まずは成功体験を参考にさせて頂こうと、♯英検準一級♯一発合格♯短期間…等々で検索をし、個人のSNSをチェック。世の中にはたくさん勉強している人がいる!と知るだけでもモチベーションが上がりました。
そして、情報が多すぎると混乱してしまうので、チェックするブログを一つにしぼり、お勧めの参考書の中から一冊選んで購入。付属のCDも繰り返し聞いて、面接に備えました。

面接では、試験官と一対一で会話をします。カードに書かれた4コマ漫画を見て、内容を自分の言葉で要約すること、関連した内容を含めた社会問題についての質疑応答があります。もちろんすべて英語です。英語に慣れ親しんでいなければ、想像しただけでも、あたふたしそうですよね。

そこで私は、毎日の日課として、テレビ番組表をチェック。幼児向け、小学生向け、ビジネス英会話、ジャンルを問わずに、英語の勉強になりそうな番組は全て録画しました。それらをなるべく子どもたちと一緒に観るようにしたのです。私がテレビに向かって発音の練習をしていたり、リアクションする姿が面白かったのか、一緒にやってくれたりと、子どもたちも構えずに英語の勉強ができたようです。

いざ面接へ!

順番を待つ間、緊張はしませんでしたが、入室した瞬間から頭が真っ白に。試験官とあいさつを交わし、簡単な自己紹介が済むとすぐ試験に移りました。気候変動や日本の労働時間について、自分の考えを述べる質問もあり、答えに自信は持てないばかりか、緊張のあまり、受け答えをよく思い出せず、不合格を覚悟していたある日…。合格証が届いて本当にびっくりしました!!

私は中学生で習うような単語を並べ、自分の生活の中で感じていることを述べただけなので、知識量や難易度の高い単語を使えるかどうかは、必ずしも合格のポイントではないように思いました。私にとっては、日々の英語日記が役に立ったのだと思います。

今回の受験を通して、目標を達成するための手段が数多くあることを知りました。アプリやSNS、テレビ番組等をうまく活用すれば、時間も場所も選ばずに、子どもも巻き込んで学べます。コロナの影響で様々な自粛が求められていますが、今こそ何かを学ぶチャンス!と前向きに捉えていきたいと思っています。

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ひでくみ

ひでくみ

東京都

東京都在住。二児の母です。結婚を機に、夫から小学校教諭の免許取得を勧められ、5年がかりで取得。初めての出産・育児も、2人目との2歳差育児に奮闘しながら学び抜いた経験は宝物!子どもたちと一緒に、生活の中で楽しく学ぶヒントや、子どもの自己肯定感を高める声がけの工夫などもご紹介します。