知育に熱心な親御さんにとって、メジャーな教育法の一つである「モンテッソーリ」。
SNSなどでもモンテママ※1やモンテッソーリアン※2などと、名乗る方々が多く活動していますよね。

しかし、モンテッソーリについてあまりよく知らないという方も多いことでしょう。

そこで今回は、モンテッソーリ教育の特徴やメリット・デメリットについて詳しく解説します！

※1 モンテッソーリ教育を実践しているママさんの呼称
※2 モンテッソーリ教育を教える先生などのこと

モンテッソーリの考案者「マリア・モンテッソーリ」

出典：wiki

モンテッソーリは、イタリアの女性医師「マリア・モンテッソーリ」によって考案されました。
イタリアで女性として初の医学博士号を取得した彼女は、知的障がいを抱える子どもたちへ
感覚教育法という独自の教育を施し、知能を向上させることに成功します。

その後、教育法の対象を健常児たちへと拡大し、子どもの知的能力の向上に努めました。
このとき彼女が世に広めた感覚教育法がモンテッソーリ教育の原点なのです。

モンテッソーリ教育とは

モンテッソーリ教育とは、子どもの自主性を尊重し自立した人間へと成長させるための教育法です。
1日に取り組むべきカリキュラムは存在しますが何をするのかを選ぶのは、あくまで子ども自身です。
（平均して1日1〜3時間程度作業に取り組みます）

そして「自立していて、有能で責任感と他人への思いやりがあり生涯学び続ける姿勢を持った人間を育てる」ことを最終目的としています。
「公益財団法人 日本モンテッソーリ教育綜合研究所」より引用

モンテッソーリ教育の特徴

モンテッソーリ教育には

・日常生活の練習
・感覚教育
・言語教育
・算数教育
・文化教育

という、5つの基本思想があります。
子どもたちは、この5つの基本思想を援助者※3のもとで教具※4などを使い学んでいきます。

この教育活動のことをモンテッソーリ教育では「お仕事」と呼び
年齢や発達に合わせて用意されたお仕事を、子ども自身が選び進めていきます。

尚、モンテッソーリ教育はモンテッソーリ教育を導入している
幼稚園や保育園、インターナショナルスクール、専門のスクールなどで受けられます。

また、環境を整えることが出来れば家庭で取り組むことも可能です◎
最近では、モンテッソーリの家庭教師サービスなども開始されています。

※3 教師や保護者など大人のこと
※4 モンテッソーリ教育に活用する知育玩具のこと

モンテッソーリ教育のメリット・デメリット

最後に、モンテッソーリ教育のメリット・デメリットを紹介します。

メリット

モンテッソーリ教育の大きなメリットは、自主性や積極性が身に付くことです。
自分で選んだお仕事に日々取り組むことで自ら学ぶ姿勢が身に付きます。

教具を使ったお仕事では、集中力や表現力が養われます。
また、自分の選んだことにとことん取り組むことで情緒の安定も期待出来ます。

デメリット

モンテッソーリ教育では子どもの自主性を重んじるため
日本の教育現場では、協調性のない子と評価されてしまうことがあります。

自分で選んだお仕事を納得いくまでやり続けるモンテッソーリ教育と
決められた時間に周りと同じことをする日本の学校教育は、真逆の教育法のため援助者が適切にサポートする必要があります。

また、屋内で行うお仕事が多いため活発なお子さんは、物足りなさを感じる場合があるでしょう。

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