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ママが1番欲しいもの

3人の怪獣のママ3人の怪獣のママ

お祝いは子供のためのもの

私と主人は結婚して12年目。
結婚前からサプライズが苦手だった主人からのプレゼントは数えるほど。

さらに子供ができると、お祝いは子供の為の行事になってしまい、お互いに誕生日当日に「おめでとう!」と言うくらいで、プレゼントを送り合うことはありません。

けっして夫婦仲は悪くなくても、私達のような夫婦は少なくないと思います。
そんな主人から、一昨年の結婚10周年記念日に貰ったプレゼントは、今でも忘れられないものでした。

思いがけないプレゼント

それはエステのチケットです。

髪の毛を染めても気付かない主人が、まさか美容系の贈り物をしてくれるとは夢にも思わず、貰った時は嬉しい反面、「いきなり何だ⁈」という戸惑いもありました。

しかし、チケットには、「最高の10年間をありがとう!」の文字…
日頃、甘い言葉を囁く人では無いだけに余計に嬉しくて泣いてしまいました。

当日、自分では絶対行かないような高級エステに身を委ね、家事育児で凝り固まった体をゆっくり癒すことが出来ました。
エステティシャンの方から「肩がガチガチ!相当お疲れですね。だから、ご主人はエステをプレゼントしたかったんですね。」と言われ、
主人が私の毎日の頑張りを見ていてくれたんだ、労ってくれてるんだと思うと、更に嬉しくなりました。
帰りは車で迎えに来てくれて、子供達は口々に「ママ、綺麗になったねー」と褒めてくれました。
おそらく、主人が仕込んだ台詞でしょう(笑)それもまた、とても嬉しく、幸せな時間でした。

いつもとは違う、おひとり様時間

子供のいるご家庭で、ママが、おひとり様時間を定期的にもつお宅は沢山あると思います。
私もそのうちの1人です。

しかし、常日頃、子供ありきで動いているせいか、年々、おひとり様の過ごし方が下手になっています。
頭のどこかで、子供の事を考え、何なら家族の為の買い物をしていたりします。

また、使うお金も自然と自制してしまい、思い切り贅沢を味わうことは無くなっています。
勿論、それはそれで、開放感もあり、リフレッシュできる必要な時間ではあるのです。

ただ、あのエステのチケットで貰った「おひとり様時間」は全くの別物でした。
エステに限らず、映画が大好きなママにラグジュアリーシートがあるような映画館のチケット、旅行好きのママに航空券、温泉好きのママに高級旅館宿泊券。
幸せな時間を家族で共有することも素敵ですが、ママが家族から離れて、ママという肩書を堂々と外し、自分だけの為に贅沢を満喫する時間は、何よりのプレゼントになると思います。

新しい夫婦の関係

さて、プレゼントをきっかけに、主人が私の大変さを言葉にせずとも理解はしてくれていると分かった私は、主人への態度が明らかに軟化しました。

以前の私は、家事育児の大変さが主人に伝わっていないのだと、言動の端々に「私、大変ですよ」アピールをし、時には、文句を言っていたのです。
私にアピールをされた主人は、もちろん動いてくれるのですが、そんな主人に今度は、「自主的に動いてくれたわけじゃない」になるのです。

その結果、喧嘩勃発です。

それが、あのプレゼント以来、分かってくれているという前提があるので、わざわざ変なアピールはせず、お願いがある時には、助けて欲しいと伝えられるようになりました。
そして、主人は、労を労うことが、こんなにも妻を喜ばせるとは思わなかったのでしょう(笑)それ以来、時々、私の大変さを労う言葉を口にするようになりました。

世の中の悩める愛妻家さんへ

もし、これを読んでいるのがパパであるならば、妻へのプレゼントを何にしようかと悩んでいる、今後の参考にしたい、ということでしょう。
つまりは、その時点で「奥様を思いやる気持ちがある」ということです。
奥様を喜ばせるというのがゴールならば、スタートラインには既に立っているということです。
このスタートラインから出発したのか否かは、妻は案外見抜くものです。1番当たり前で、実は1番難しいのです
。あとは、その気持ちをたくせるものを探すだけです。大丈夫です。
スタートラインに立てたパパさんは、奥様を喜ばせることが絶対に出来ます!
「君のこと、今もちゃんと考えてるよ、分かってるよ」という愛のメッセージが、実はママが何よりも1番欲しいものなのですから。

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3人の怪獣のママ

3人の怪獣のママ

大阪府

現在は大阪府在住ですが、全県転勤ありの転勤族の夫と結婚して12年。元気が取り柄の小4の長男、おそらくHSCのために繊細な年長の次男、ひょうきん者な年少の三男と3人の子宝にも恵まれました。楽しくも、手探りで毎日奮闘するアラフォーママの生活をお伝え出来たらと思います。