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朝食をしっかり食べる子は成績が良い!?時間栄養学から考える体の仕組み【前編】

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「早寝早起き朝ごはん」という言葉を聞いたことはありますか?
よく保育園や小学校などに掲げられている言葉だったりますが、
これは子供の生活リズム向上を目的とした国民運動の1つなんです。

早寝早起きに朝ごはんが大切なんて昔から言われてて当たり前のことじゃない?と思われるかもしれませんが、
これにはちゃんとした体の仕組みが根拠となっています。
実はその根拠が結構面白かったりするので、今回はそのお話をしていきますね!

腹時計は本当にあった!体内時計のひみつ

なんだかお腹が減ったなぁと思って、ふと時計を見るとまさに午後3時おやつの時間!
子供のころは「おまえの腹時計は正確やなぁ~」なんて言われたりしませんでした?

この腹時計、冗談かと思いきや実は私達の体の中には本当に「体内時計」が存在するんですと言ってももちろん体の中でコチコチと時計が音を鳴らしている訳ではありません。
「時計遺伝子」と呼ばれる集合体が「1日のリズム」に沿って働き、

・脳には親時計(メイン時計)
・胃、腸、血管などの様々な器官や細胞には沢山の子時計(サブ時計)

があるという事が分かっています。

この時計達の働きで、私たちは朝になれば自然と目が覚め、
お腹が空き、夜暗くなると眠たくなるという毎日を繰り返しているのです。

ただこの時計達は、夜更かしや、夜遅めの晩ご飯、欠食、ストレスなどにより
乱れた生活習慣を繰り返してしまうと、混乱し、どんどん狂っていってしまいます。
体の中で正確な体内リズムが刻まれないとどうなるでしょうか?
私たちの身体は、不眠や病気を引き起こしやすくなったり、集中力や記憶力が低下しぼんやりするなど、
様々な不調が表れ始めてしまうんです。
夜寝る直前まで携帯を触っていると、目が冴えて眠れなくなったりしますよね。
これはライトの強い明かりのせいで、脳が夜だと認識できず、
眠くなる為のホルモンがなかなか分泌されない事によって起こります。

日の光と朝ごはんで体内時計をリセットする

体内時計達は決まった習慣によって、毎日1日のリズムを微調整しています。
それは、朝日を浴びる事で脳の親時計に。
朝ごはんを食べる事で体内の子時計に対して「朝ですよ!さぁ今日も一日始まりますよ!」という指令を送り、
ズレた時間を毎日リセットしているんです。

そのため、朝起きたらまずカーテンを開けるなどして日の光が入るようにしましょう。
目から光が入る事で、その光の刺激は脳へと届いて親時計に作用し、1日の始まりを認識します。

そして朝ごはん。食べ物が口から体内へ入ることで子時計達に作用し、
これから活動するためのエネルギーが生まれ始めます。

でも、なぜ日の光と朝ごはん、この二つの働きが必要だと思いますか?
普通指令を出すのは1つの方が混乱が無くていいですよね。

例えば目の不自由な方はどうでしょう。視覚障害のある方は光を感じる事が出来なくても、
毎日規則正しい生活を送っています。
これは、光の刺激がなくても体内時計が狂わないように、
朝ごはんを食べる事で一日の始まりを直接子時計達に告げているからなんです。

また風邪や体調不良等で朝ごはんがその日食べられなかった場合は、
朝にしっかりと日の光を浴びるようにしましょう。
こうして光と朝ごはんは互いに補完し合いながら、体内時計のリズムを狂わせないようにしています。
無事に朝のスタートさえ切れれば、体は自然と起床から15時間~16時間後に眠たくなるように出来ているんですよ。

さて、ここまで体内時計のお話をさせて頂きました。

次の後編ではいよいよお子様にとって大切な、朝ごはんをしっかり食べると成績があがるって本当?
という話の根拠や、どんな朝ごはんを食べたら良いか等、より具体的な「時間栄養学」のお話をさせて頂きます!

朝食をしっかり食べる子は成績が良い!?時間栄養学から考える体の仕組み【後編】に続きます。

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tomo

tomo

大阪府

大阪在住、お調子者で最高に甘えん坊の3歳男児育児に日々悩まされながら、第二子となる子供を妊娠中の30代主婦です。食育スペシャリスト、食生活アドバイザーの資格を持っているので、食の観点からのお役立ち情報や日々の育児奮闘紀を読んで頂けたら幸いです。