そろそろ2人目欲しいな…と考え家族計画を実行するも、なかなか授からない。
1人目の時は上手くいったんだから、出来ないはず無いよね…と誰にも相談できずに不安を抱えていませんか?
実は1人目で順調に妊娠出産しても、夫婦の年齢やその他の何かが原因で「2人目不妊」になる人は少なくないんです。
驚く事に、約62.6%の人が第二子の時に不妊治療を経験したという調査結果も出ているんですよ(2017年日経DUALによるアンケート調査)。
私自身は1人目から不妊治療を受けて、体外受精にて待望の赤ちゃんを授かりました。
「不妊治療」を漠然と分厚い壁のように感じている方がいらっしゃったら、まずは治療を受ける前に知って欲しい事や、不妊治療ってどんなことするの?という流れをお伝え出来ればと思います。
今回は前編「自分の体を知る為に」、後編「不妊治療の流れ」に分けてご説明していきますね。
①自分の体を知るためのポイント「基礎体温表をつける」
赤ちゃんが欲しいなと思ったら、1番授かりやすいタイミングを知ることが大切ですよね。
今は生理周期を記録したら排卵日などが推測で出てくるアプリなんかもありますが、それはあくまでも推測。
まずは自分が本当に周期的な排卵をしているのかどうかを確認してみる必要があります。
そんな時に必要なのが「日々の基礎体温表をつけること」
基礎体温とは、睡眠時のような安静状態での体温の事。
でも、眠っている間の体温を測ることは出来ませんよね。
その為、一般的に朝目が覚めて動き出す前に測る体温を「基礎体温」としています。
基礎体温を毎日記録することで、妊娠に必要な女性ホルモンが一定のサイクルで繰り返される理想の周期になっているかを確認する事ができます。
計測には一般的な体温計ではなく、小数点以下2桁まで測れる「婦人体温計」を用意しましょう。
基礎体温を測る上で大切なポイントは3つ。
1.寝起きに布団から起き上がる前に測る
2.毎日大体同じ時間に測る
3.婦人体温計を使って舌下で測る
測れた体温は基礎体温表に記録していくのですが、後々相談や治療を受ける場合にクリニックへの提出が必要になることも多いので、アプリよりも基礎体温ノートに記載していくことがお薦めです。
ノートは調剤薬局やドラッグストアなどで販売されていますよ。
②基礎体温表の見方
上の写真は、実際に私が基礎体温を付けていた時のグラフです。
通常生理が始まると体温が下がり低温期に。排卵があると体温は0.3~0.6度程一気に上昇し高温期へと移行します。
この体温の変化は排卵前と排卵後の黄体ホルモンの変化が原因だそうです。
キレイな二層になっていなかったり、基礎体温のつけ忘れ等があっても神経質にならなくて大丈夫。
つけ忘れてしまった場合は、その日を飛ばして線と線で結んでしまいましょう。
低温期と高温期も、全体的に見てホルモンがきちんと変動しているようであれば大丈夫です。
③夫婦生活のタイミングは排卵日前後がベスト
妊娠可能な時期は排卵日前後の数日間しかありませんので、基礎体温を基準にする場合高温期になったその当日が夫婦生活を持つタイミングとしてはベスト。
ただ、基礎体温表では排卵日を事前に予測する事が出来ません。
妊娠可能な期間を少しでも無駄にしないためには、基礎体温の計測と並行して、排卵日予測検査薬というキッドを使ってみてもいいかもしれませんね。
これもドラッグストアで買えますよ。
④体温表をつけて自分の身体を知る
基礎体温表を付けてみると、自分の身体のことが良く分かってくるようになります。
例えば自分の体温が低いなと思う場合、子宮も冷えているとその分妊娠しにくくなります。
体温を上げるために、身体を温めるものを食べたり、マッサージや適度な運動で血流を良くするなどして基礎体温を上げるようにしてみましょう。
私は鍼灸整骨院に通いました!妊娠を望む方向けのアドバイスや施術を行ってくれる所もあるんですよ。
また、もしもグラフがガタガタで低温期と高温期の境目が分からない。
低温期と高温期の周期がバラバラ。など心配なことがあれば、基礎体温ノートを持って婦人科のあるクリニックに相談してみてくださいね。
不規則な生活や過度なストレスもホルモンバランスを乱す原因となります。
仕事に、育児に、家事に、自分のことを後回しにしてしまいがちですが、なるべく規則正しい生活を心がけるようにしてみてください。
もちろん女性側だけてはなく、旦那さまである男性にも言えること。ご夫婦ともに、自身の身体と向き合う事が大切です。
それでも上手くいかない!という時は、専門の先生の力を借りた方が良いでしょう。
勇気のいる事かもしれませんが、原因が分からずただ日々が過ぎることに焦りや苛立ちでストレスが溜まってしまうより、思い切って一歩踏み出す方が結果的に赤ちゃんへの近道となります。
万が一何かしらの病気が見つかった場合早めの治療も必要ですので、ご夫婦で良く話し合ってくださいね。
次回後編では、夫婦で受けて欲しい検査の事や、不妊治療がどういったものか詳しくお話させて頂きます。
約6割が二人目不妊を経験?!~不妊治療について~へ続きます。
tomo♥
大阪府
大阪在住、お調子者で最高に甘えん坊の3歳男児育児に日々悩まされながら、第二子となる子供を妊娠中の30代主婦です。食育スペシャリスト、食生活アドバイザー、健康リズムカウンセラーの資格を持っているので、食の観点からのお役立ち情報や日々の育児奮闘紀を読んで頂けたら幸いです。