嫁として主人の実家との行き来が日常となれば、当然家の中を見られることもあります。
元来気の強い性格の私は、隣居当初、「いつも綺麗にしているね」と思われるように掃除や片付けをきちんとしていました。子どもを預けて仕事に出る時も、義父母の負担を減らすというより、「私はきちんとやっています」というアピールで子どもの食事を用意したり、義父母へおかずをお裾分けしたりしていました。
子どもが赤ちゃんの頃は、毎晩私がお風呂に入れた後、義母に取り上げから着替えまでをお願いしていたので、お風呂の時間の前には家の中を片付けていました。
そんなある時義母に言われました。「私が家に来るからといって、部屋を片付けなくてもいいよ」と。彼女はわかってくれていたのです。嫁である私が自分を家に迎え入れることに多少なりの緊張感を持っていたことを。
自分の子どもを育て上げ、何人も孫を見てきた義母は、子育てと家事がどれだけ大変なのかを十分に理解してくれています。それからというもの、散らかった部屋を義父母に見られることも、ご飯の準備ができないままに仕事に出かけてしまうことにも、「バタバタしていてしょうがなかったんだもん」と平気に思えるようになりました。
優しい義父母は、家の中に洗濯物が放ったらかされいる光景を目の当たりにしても何も言いませんし、常に私はよくやっていると言ってくれます。きっと、私が何の抜け目のない完璧な嫁であったら、義父母の方も頼られ甲斐がなくて家事や育児の協力も楽しくないのではないかと思います。
そうです、こちらも完璧でない方が、義父母も気負わずに孫の面倒を見られるのだと思います。「嫁はちょっとできない方が絶対に可愛い」のです。
どこでもお互いを褒め合う
義父母は本当にありがたい存在です。
私は心のままにそれを内外で話します。おそらく義父母も嫁の私のことを悪くは言っていないと思います。私の話を聞いたママ友は、それはご両親が気持ちよく孫の面倒を見れるように、○○ちゃんがうまくやってるからだよ!と言ってくれます。そして、きっと義父母も同様に、それは○○さん(義母(父))が嫁と上手にやっているからよ!」と言われているのではないかな、と思います。いやらしい言い方ですが、「お互い株が上がる」ということなのです。
こちらのスケジュールと、お願いする部分をわかりやすく伝える
子どもが大きくなってきた今は、子守をお願いするということは無くなりました。
ただ、私が仕事のため子どもの習い事などの送迎ができない日も多くあります。
できるだけ子ども自身で通えるような場所を選んではいますが、子どもは子どもで学校の授業も増えて帰宅後すぐに出かけなければならないという忙しい毎日を送っているので、義父母が送迎してくれると本当に助かります。
私は一週間ごとに、子どもの予定とともに送迎をお願いするところをメモに書いて渡しています。伝達が漏れてしまっていたり、勘違いで迷惑をかけてしまうこともありますが、小言を言われることなく積極的に協力してくれる両親には頭が上がりません。
義父母からの頼まれごとには「No」とは言わない
当然のことですが、義父母からの頼まれごとは決して断りません。例えばスマホやパソコンの設定だったり、何かのWEB申し込みだったり。嫁である私だからこそ頼みやすいこともあると思います。なので何か頼まれた時は、二つ返事で請け負います。子どもの面倒を見てくれることに比べたら何でもないことです。
記念日は簡単でいいので欠かさずギフトを贈る
これも基本的なことではありますが、母の日、父の日、敬老の日などに加え、義父母のお誕生日にも忘れずに贈り物をしたいと思っています。高価なものでなくても、お花やお酒などで全然良いと思います。お祝いの気持ちをきちんと伝えることが大切だと思っています。
まとめ
義父母との良好な関係を築くためには、
●プライバシー確保はもちろん必要だが、ある程度はオープンで良しとしよう
(今となっては、宅配品が不在時に届いた時は隣に預けて頂くようにしています(笑))
●家事・育児の協力へのお礼は金銭ではなく料理やお土産で
●デキる嫁でなくてOK
●お互いを内外で褒め合う
●頼まれごとには即「YES」
●記念日やイベントは忘れない
を基本に心がけると良いかなと思います。
せっかくご縁があって家族になったのだから、ストレスを感じ合うより仲良くできた方が絶対に幸せですよね。とはいえ、何でもかんでもお隣に頼りっきりではそれが当たり前になってしまいます。出来るところまでは自分たちでやって、どうしても無理な場合にお願いする、という距離感を保っていくのが、これからも良好な関係を築くコツだと思っています。
おけいはん♥
兵庫県
兵庫県在住。結婚16年目。夫と子ども2人の4人暮らしです。大学時代に熱中したボランティアリーダー活動のおかげで子どもとのふれあいが大好きに。家族遊びは基本アウトドアですが、子ども達が大きくなり多忙な為機会が激減した今は、それぞれの目標に向き合う彼らにベタ褒めしたり叱咤激励しながらファン第一号として寄り添っています。自分がハッピーじゃないと子育ても楽しくできない。がモットーな、「がんばり過ぎない子育て談」を記事にしてお伝えできたらなと思っています。