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あいさつ強化週間・月間・年間!?

おけいはんおけいはん

おはよう、こんにちは、ありがとう、ごめんなさい…etc.
「人とのコミュニケーションはまず挨拶から」と言われますよね。
我が子には、自分からすすんで挨拶ができる子になって欲しいと願うのが親心。
それにはまず親がお手本を見るのは言うまでもありませんが、その子自身の性格にもよるもので、なかなか思うように挨拶ができずもどかしい思いをすることもあると思います。子どもが自然と挨拶ができるようになる為には親の根気も必要です。

「ありがとう」のひと言がどうして必要かをきちんと伝える

挨拶ができると言っても、気持ちの込もっていない挨拶は挨拶ではありません。
人とのコミュニケーションで、どうして挨拶が必要かということをきちんと子どもに説明することはとても大切なことです。例えば、「朝お友達と出会った時は、おはよう!と声をかけると気持ちがいいよね」とか、「人が自分のために何かしてくれた時、「ありがとう」と言えたら相手の人もとても嬉しい気持ちになるよね」など、その都度子どもと話してみてください。なぜその言葉を伝える事が大切なのか、子どもなりにきちんと理解してくれます。そして、心では思っていてもきちんと言葉にして相手に伝えないと気持ちは伝わらないということも教えてあげたいですね。

「あいさつ強化週間」と名付けて敢えて意識する

子どもなりに「挨拶」の大切さを理解できているとしても、つい言い忘れてしまったり、他のことに気が向いてしまうのは仕方のないこと。親である自分が常に「次のタイミングでちゃんと挨拶できるかな?」と心構えている事が大切です。言わば、親にとっての「あいさつ強化週間」なのです。自分がお手本となることはもちろん、子どもがきちんと挨拶ができたら、「ありがとうって言えたね!」と褒めてあげ、うっかりできていなかったら「さっき言い忘れてたよ」と注意してあげる。自然と挨拶が身につく子もいればそうでない子もいます。少ししつこいと思われるぐらい意識すると、子ども達にとって習慣となりいずれ身についていきます。

ママが練習台になろう

個人差はあると思いますが、子どもに挨拶の習慣を身につけるのには多少時間がかかります。強化週間が時には強化月間、毎日の事ですからもしかしたら期間では括れないかもしれません。なんとなく習慣が身についてきたな、と感じた後は都度の確認作業だけでも十分効果的です。「ちゃんとありがとうって言えた?」と聞いてみてください。自信ありげに「うん」と応えてくれます。寝る前には「おやすみ」と子どもから声をかけてくれるようになってきます。

そして、自分が何かを子どもにしてあげた時に、自分にも「ありがとう」を言ってくれるよう、強化週間中は反復作業を行います。少々厳しくなってでも徹底する様子は執拗に思われるかもしれませんが、それはママが自分に「ありがとう」を言って欲しいからではなく、ママ以外の人があなたに何かをしてくれた時に、きちんとありがとうが言えるようになって欲しいから、と率直に伝えても良いと思います。きちんと言葉にしないと相手には伝わらないこともあるからね、とママが練習台となって繰り返すのです。この習慣を続けていくと、子どもは親だけでなく身近な人に対して素直に挨拶ができるようになります。「きちんと挨拶ができる」というだけで、周りの人からの我が子に対する印象はずっと良くなりますし子ども自身にも気づきが生まれます。

店員さんがニッコリと「ありがとう」を返してくれる

挨拶を意識し始めた最初の頃は、取って付けたようなぎこちない挨拶もそのうちにとてもスムーズな挨拶になっていきます。コンビニに行けばレジが済んだ後に「ありがとうございます」と店員さん言え、レストランに行けばお店を出る前に「ご馳走様でした」と言えるようになります。挨拶を受けた相手は更に「ありがとう」を返してくれます。時には「賢いね!」と声をかけてくれることもあります。また、お店の方だけではく、自分に何かをしてくれた人、食事に連れて行ってくれた人にも「ありがとう」「ご馳走様でした」が自然と言えるようになります。挨拶は何だかとっても気持ちの良いものだと子ども達は自然と認識していきます。

「あいさつ」はすごい事ではない

挨拶ができるようになって人から褒められると、褒められるから挨拶をする、という逆の発想が生まれてきてしまう場合があります。そうなると、「なんでもかんでもありがとう」という癖がついてしまいます。そこは決してスルーしたくない部分。「挨拶」ができることは偉いことではないんだよ、とぜひ子どもに伝えてあげてください。人とコミュニケーションを取る上でとても大切なことではあるけれど、相手のことを思うと自然と心から出てくるもので、相手にも自分にもとても心地の良いものなんだよ、と。「挨拶」の本来の意味に親子で立ち返ります。しかしながら、子どもと一緒にスーパーに行って夫のビールを買った時に「買ってくれてありがとう」と言われた時には、「そのありがとうはなくてもいいかな^^;」と笑い合うこともしばしば。言ってから子どもも「ん?」という顔をしていました。とても可愛い出来事ですけれどね。

ごく普通の日常の中で、子どもの口から自然と色んなあいさつ言葉が聞こえてくるようなったら、長かりし強化期間は終了です。子ども達は素晴らしいコミュニケーションスキルを身につける事ができました。自分の意思で挨拶ができるようになった子どもの姿はとても頼もしく、成長を感じられます。あいさつ強化週間、ぜひご家族でチャレンジしてみてくださいね!

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おけいはん

おけいはん

兵庫県

兵庫県在住。結婚16年目。夫と子ども2人の4人暮らしです。大学時代に熱中したボランティアリーダー活動のおかげで子どもとのふれあいが大好きに。家族遊びは基本アウトドアですが、子ども達が大きくなり多忙な為機会が激減した今は、それぞれの目標に向き合う彼らにベタ褒めしたり叱咤激励しながらファン第一号として寄り添っています。自分がハッピーじゃないと子育ても楽しくできない。がモットーな、「がんばり過ぎない子育て談」を記事にしてお伝えできたらなと思っています。

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