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お子様キッチン道 ~ひとりでできるその日まで~ 遊ぶ1歳編

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育児中の悩みの一つに、日々の料理があるかと思います。
料理中に遊びたがるのは勿論、お手伝いする! と目をキラキラさせて言われるのも、嬉しい一方、困りもの。
料理中の足元にまとわりつく子供を放置も隔離もできず、我が家では1歳の終わり頃からちょこちょこと料理に参加させていました。させざるを得なかったのです。
1歳から出来る料理のお手伝いと、包丁を与えるタイミング、そしていつから「遊びの代わり」からちゃんと「お手伝い」になるのか。
我が家の記録をご紹介したいと思います。

食材で遊ばせるしかない1歳代

我が家は構造上キッチンゲートの類がつけられず、キッチンには出入り自由でした。
赤ちゃんのおもちゃにさせられないものばかりのキッチンですが、気にすればキリがありません。火や包丁などでなければ寛容になります。例え生の人参をかじられようが、身長と同じくらいの大根を持っていかれようが、その後食べてくれるのなら……。
そんなある日、台所から半分に切った玉ねぎを泥棒していった娘が、子供用キッチンで皮むきをし始めました。

遊ばれるくらいなら手伝って貰おう! と、ここから我が家の子供キッチン道がスタート。
定番の葉野菜やきのこを千切って貰いましたが、中でも一番良かったのはこんにゃくです。
こんにゃくを板のまま渡し、しばらくぺちぺち、ぐにぐに、触感遊び。千切ろうとして千切れず、丸かじりしようとしたところで触感遊びはおしまい。
神妙な顔で「お料理だからね、大人のお手伝いしてくれる?」と大人の仕事であることを強調してお願いすると、1才児ながら何やら使命感を帯びた頼もしい顔になったような。

こんにゃく様様

とりあえずスプーンを与えてみましたが、1才児の力では、ぺちぺちと全く歯が立ちません。大人がスプーンで切り込みを入れて渡します。お手伝いですが子供にとっては触感遊びの続きでしょう、夢中で千切ってくれました。これがまた葉野菜やきのことは違い、“頑張れば千切れる”というところが子供を夢中にさせたようです。

千切り終わってもまだちょっと時間が欲しい。しかしEテレも新しい千切るものもない。そんな時、試しに新しい皿を用意して、「このお皿からこっちのお皿に移してくれる?」とお願いしてみました。
するとこれが大成功。
つるつる滑るこんにゃくをスプーンに乗せ、ぷるぷる震えるのを落とさないように持ち上げて運ぶ。
これがまた子供には絶妙な難易度の挑戦だったようで、時間をかけ、じっくり取り組んでくれました。

全く意図していませんでしたが、指先の発達にも良かったのかも。両手に力を入れ一生懸命でした。

1才のお料理には

これらはキッチンで一緒にやることもあれば、リビングで親も他の下処理をしながらやることもありました。
葉野菜やきのこは千切りやすい分、あっという間に小指の先ほど細かくされて困ることも。やりきって疲れる程度のこんにゃくが一番良かったです。
勿論遊びながら口に運ぶので、誤飲にだけはご注意ください。

例え一瞬で終わろうと飽きられようとと、子供のやる気がなくなった所で、「こんなにできたの! すごい! ありがとう!」とほめ倒し、食事の時は「娘の作ってくれたご飯美味しいね!」とこれも大袈裟に誉めると、大役を務めた娘はご満悦で完食してくれました。

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大阪府

桜島の降灰の下で生まれ育つも、間もなく大阪で暮らした時間の方が長くなる30代。 食物アレルギーのある夫と、しっかり者の年少の娘と三人暮らし。 「私が楽する生活の為に」をモットーに、怠けとストレス対策を使い分け、時に自分を見失いつつワーママ、専業主婦、学生生活を綱渡りしています。 迷走する日々の中で私が気付いたこと、気にしなくて良かったこと、失敗したこと、成功したことが皆さんの一助になりますように。