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【サイエンス篇】 なぜ? どうして? を楽しもう!

オフィシャルライターオフィシャルライター

おうちサイエンスにはおどろきがいっぱい!

科学やサイエンスと聞くと、難しく考えてしまいそうですが、実はちょっとした日々のなぜやどうして?が科学につながっているのです。今回は「炭酸水素ナトリウム」を使った実験をご紹介! 何やら難しい物質のように聞こえますが、炭酸水素ナトリウムとは「重曹」のことなんです。お掃除やお料理などで馴染み深い重曹を使って、楽しく実験してみましょう。

重曹とお酢で風船をふくらませよう!

お酢と重曹を使って風船がふくらむと聞いてもいまいちピンとこないかもしれません。でも、とても面白い実験です。

準備する物

お酢、重曹、500mlのペットボトル、じょうご

実験方法

step1
ペットボトルに1/3くらいまでお酢を入れます。
step2
風船の口にじょうごの口を差し込み、重曹を入れます(風船の半分程度)
step3
風船の中の重曹がこぼれないように注意して、風船の口をペットボトルの口に取り付けます。
step4
風船を持ち上げて中の重曹をペットボトルに注ぎ込むと、風船が膨らみ始めます。

重曹がお酢と合わさることで、二酸化炭素が発生します。ペットボトルに充満した二酸化炭素が広がって風船を膨らませるという仕組みです。風船に顔などを書いても面白いかもしれません。ビジュアル的に文句なしに面白い実験ですが、そこから一歩進んで、どうして膨らんだのか、一緒に考えてみるのもいいですね。

重曹とクエン酸で炭酸飲料づくり

今度は美味しい実験です。重曹とクエン酸でサイダーを作ります。

準備する物

重曹5g(食品用)、クエン酸5g(食品用)、1000 ml前後のペットボトル(炭酸飲料が入っていたもの)、果汁100%のジュース500ml、じょうご

実験方法

step1
じょうごを使い、ペットボトルに重曹、クエン酸を入れます。
step2
さらに、冷やしたジュースをペットボトルに入れます。
step3
素早く蓋をして軽く振り、重曹とクエン酸を溶かせばできあがり。

炭酸飲料のシュワシュワの正体は、重曹から発生した二酸化炭素です。市販の炭酸飲料の多くは、糖分が多いですが、果汁で炭酸飲料を作ればその心配もありません。粉の状態なら何もおきない重曹が、クエン酸と水分と一緒になることで変化が起こり、さらにシュワシュワとしておいしくなったことで「化学変化」を体感できます。

重曹でバスボムづくり

炭酸飲料と同じく重曹とクエン酸を使ってバスボム(発泡する入浴剤)が作れます。飲み物なのか、お風呂の水なのかの違いで、仕組みは同じ炭酸水です。

準備する物

重曹、クエン酸、お菓子などの焼き型、ビニール袋、スプレーボトル、水

実験方法

step1
重曹:クエン酸=3:1の割合でビニール袋に入れよくかき混ぜます。
step2
重曹とクエン酸がよく混ざったら、クエン酸と同量の塩を入れ、さらに混ぜ合わせます。
step3
ビニール袋の中にスプレーボトルで水をシュッとひと吹きして混ぜます。
step4
4の作業を繰り返し、指でつまんだ時に少し固まるような感じになってきたら、型に詰めます。(一度に水分を混ぜすぎると発泡が始まってしまうので、少しずつスプレーして様子を見ながら作業してみてください)
step5
型にいれたまま一日寝かせればできあがり。

完成したバスボムをお風呂に入れると、炭酸飲料と同じ化学変化が起こります。重曹は、わかりやすく化学変化が起こり、なおかつ安全に実験ができる身近な素材です。実験から生まれる、なぜ?どうして?を大切にして、サイエンスを親子で楽しんでみましょう。

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オフィシャルライター

オフィシャルライター♥3

大阪市

子育て中のママ、パパに向けて、育児の悩み解決法やアイディア、お役立ち情報や話題の育児ネタなどさまざまな情報をコンスタントに発信!育児に行き詰まったり、悩んだりした時には、アイディアを参考にしたり、読んで癒されたりしていただけると幸いです。