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見えない家事を「みえる化」すれば、妻の不機嫌の理由が分かる!

くまさんくまさん

毎日、家事や育児を手伝っているのに
「いつも妻の機嫌が悪い」「全然褒めてもらえない」
と思っている男性の方、いませんか?

今回は、家事や育児を手伝っているのに、妻の反応がイマイチな原因をズバリお教えしたいと思います!

「手伝う」という言葉そのものに妻はモヤっとする

家事や育児を「手伝う」という言葉、どこか疑問に思いませんか?

手伝うという言葉を辞書で引くと「他人の仕事を助けて、上手くいくように力を添えること」とあります。

つまり、手伝うという行為には主体性がないということになります。
一人暮らしをしている時に、自分のために行う家事のことを誰も手伝うとは言いませんよね。
でも、結婚すると「家事を手伝う」に変わってしまうのはなぜでしょうか。

答えは簡単です。
それは自分以外に家事を主体的に行っている人がいるから。

人に言われたことをやるのと、自分で主体的に考え、全てを回していくのとでは、どちらが大変でしょうか。
仕事に置き換えてみると分かりやすいと思います。

「やったこと」より「してもらったこと」に注目して

あなたが奥さんから何かを頼まれた時、奥さんは何をしていますか?
以下に分かりやすい例をあげてみます。

夫:子どもの相手をする
妻:料理を作っている

夫:子どもを公園に連れて行く
妻:家の掃除をしている

夫:ゴミを出す
妻:前日の夜にキッチンを片付けてゴミをまとめる

夫:子どもをお風呂に入れる
妻:子どもの着替え・タオルを用意して、明日の準備をする

この例の中に、夫には見えていない「見えない家事」がたくさん隠れています。

料理をするには献立を考えて、買い物に行く必要があります。
お金のやりくりや計算もあります。
もちろん、食べ終わったあとの洗い物も洗い終えた食器を元の場所に戻すことも含まれています。

子どもを公園に連れて行くには、子どもにごはんを食べさせてから、着替えや身支度をして、持ち物を準備する必要があります。
ここでも、献立を考える・料理・洗い物・片付けがセットです。

子どもの身支度には歯磨きも含まれます。女の子なら髪の毛のセットも。
子どもがいつでも着替えられるように毎日の洗濯は欠かせません。
洗濯は、洗濯機を回す・干す・取り込む・たたむがセットになっています。

ゴミを出すには、ゴミ袋を切らさずに用意しておくことも必要です。
ゴミ箱にいつでもゴミが捨てられるのは、ゴミ袋をセットしてくれている人がいるからです。

子どもの着替えやフカフカのタオルがいつもすぐに使える状態にあるのは、洗濯を毎日欠かさずやってくれている人がいるからです。

トイレットペーパーは普段、誰が補充していますか?
毛先の開いた歯ブラシは、誰が取り替えてくれていますか?

これらの「見えない家事」は全て妻の仕事です。
そして、夫がしていることは一話完結ですが、妻のしていることには終わりがありません。

つまり、永遠に続きます。

こんな状態で、自分のやったことだけを強くアピールされたらどうでしょうか。
仕事に置き換えてみると分かりやすいと思います(2回目)。

「イクメン」は、もはや死語だと思うべし

子育ての話になると「俺ってイクメンだから〜」とかいう男性がいますが、「イクメン」は、もはや死語も同然、過去の産物と思いましょう。

「イクメン」という言葉が生まれた原因は、日本人男性の育児への参入率の低さが背景にあると思います。

考えてもみてください。
自分の子どもを育てているだけなのに、「イクメン」って、すごく違和感がありませんか?

子育てするママのことを、誰も「イクママ」とは言いません。

自分たちで考え、自分たちのタイミングで迎えたはずの可愛い我が子。
その我が子を自分の手で育てることは、親として当たり前のことです。

育児は母親だけの仕事ではありません。
だからこそ、家事や育児を手伝うという考え方そのものに妻はモヤっとしてしまうのです。

女性は子どもを生んだ瞬間から母親になるのではありません。
子どもと関わりながら、日々経験を重ねて子どもと一緒に成長していきます。

赤ちゃんが1歳ならママも1歳。
赤ちゃんの年齢とママの年齢は比例します。

あなたは今、パパとして何歳になりましたか?

もしも、あなたがママに大きく遅れをとっている場合は

・主体性を持って動く
・「やったこと」より「してもらったこと」に注目する
・自分のことは自分でやる
・育児は男女で協力してするもの

この4つのことを念頭に置いて、生活をしてみてください。

この生活を続けていけば、妻の機嫌がよくなるだけでなく、子どもとの関係も今よりもっといいものになるはずですよ。

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くまさん

くまさん

東京都

東京在住のワーキングマザー。発達障がい(ADHD)のある中学生と、定型発達の保育園児、乳幼児の3姉妹を育てています。これまでに経験した、出産・結婚・離婚・再婚・ステップファミリーなど、さまざまな体験をもとに、記事を執筆していきます。

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