生きていると“変わっている人”に遭遇すること、少なからずありますよね。
今回は、私が実際に会った変わったママさんのお話です。
女で一つで子どもを育てるAちゃんママ
娘の同級生にAちゃんという子がいました。
うちの子とAちゃんは、小学1年生で同じクラスになりお互いを親友と呼び合う仲でした。
そんなAちゃんのママは、シングルマザーで夜のお仕事をしているらしく(当時は私もシングルだった)、普段はおばあちゃんがAちゃんと兄弟の面倒を見ているのだとAちゃんが教えてくれました。
※イラストはイメージです
授業参観に行ったときのこと、初めて会ったAちゃんママから「今度遊びませんか」と誘われました。
そこで連絡先を交換し、後日子どもを含めて公園で遊ぶことになったのですが…。
いつも遅刻してしまうAちゃんのママ
約束の時間になってもAちゃんたちが来ません。
そして、40分ほど遅れてからやって来たのですが遅れた理由は「お化粧が間に合わなかった」というものでした。
※イラストはイメージです
私は「そうなんですね」と答えましたが、頭の中では「どういうことかな?」と混乱していました。
それからも何度か遊びに誘われたもののAちゃんたちは、毎回遅刻して来ます。
遅刻されるのは、あまり気分のいいものではないので「距離を置きたいな〜」と思っていたところ、Aちゃんがボソッと「ママいつもお化粧遅いの…早く出たいのに」と、俯きながらつぶやいたのが聞こえました。
私は、何だか可哀想になりその後も遊ぶのを断れずにいました。
遅刻はしてもお化粧だけはしっかりするママに周りは
小学1年生の夏休み、自治体が運営するキャンプ合宿に娘とAちゃんが参加することになりました。
1泊2日の初めてのお泊まりに、子どもたちはワクワクしています。
キャンプは、近くの小学校が出発・解散地点で、必ず親が送迎するようにとお願いされていました。
しかし出発当日、予定の時刻になってもAちゃん親子が来ません。
「あぁ、こういうのにも遅刻するのか…」と私は、内心ヒヤヒヤしていました。
というのも、出発時間が遅れるということで周りの大人たちがバタバタとし始めたからです。
幸い(?)出発時間を25分ほど過ぎたところで、Aちゃん親子がやって来ました。
原因は、Aちゃんママの寝坊だそうです。
※イラストはイメージです
ですが、相変わらずのばっちりメイクで、これには周りの保護者たちも何やらヒソヒソ。
「くまさんAちゃんママと仲いいんでしょ?」
「どんな人なの?」など私に聞いてくる人もいて、正直迷惑でした…。
しかし、こんなことが何年も続くことになるとはこのときの私は、知るよしもありませんでした。
【実録】変な親|子どもを迎えに来ないママ②に続きます。
くまさん♥
東京都
東京在住のワーキングマザー。発達障がい(ADHD)のある中学生と、定型発達の保育園児、乳幼児の3姉妹を育てています。これまでに経験した、出産・結婚・離婚・再婚・ステップファミリーなど、さまざまな体験をもとに、記事を執筆していきます。