我が子のかわいい写真を
誰かにシェアしたくなることありますよね?
でも、写真の公開範囲を全体設定にしていたり
不特定多数の人が見られるところに
写真をアップしていたりすると
知らないうちに悪意のあるユーザーによって
お子さんの画像を拡散されてしまう危険性があります。
今回は、私が実際に体験したエピソードを交えながら
子どもの写真が拡散される怖さについてお話します。
幼稚園でのプール写真がとある掲示板で拡散される
長女が幼稚園に通っていた頃
子どもたちがプールで遊ぶ写真を
ある保護者が自分のSNSにアップしました。
元々その写真は、保護者だけが閲覧・データ購入できるもので
外部の人が見たり買ったりできないようになっていました。
しかし、データを購入した保護者が
その写真をたびたび自分のSNSにアップしていたのです。
(園の規則では禁止されている行為)
しかも、その方のSNSは、全体公開に設定されていたため
世界中の誰でも閲覧できる状態になっていました。
そしてある時、その画像が幼児専門の盗撮サイトで
拡散されていることが分かり、園で大問題となりました。
まず、そんなサイトがあることにも驚きですが
他の子どもたちが写っている写真を無断で
SNSにアップするネットリテラシーの低さに驚きました。
その後、全体保護者会が開かれ
保護者本人が頭を下げて謝罪していましたが
一度ネットに流出した写真の回収は不可能に近く
私を含め、他の保護者たちの怒りはおさまりませんでした。
赤ちゃんのオムツ姿愛好家がいる!?
世の中には、乳児や幼児を性的な対象として見ている人たちがいます。
2017年に起きたオムツ愛好家事件では
赤ちゃんのオムツ姿を性的な目で見ていると公言する
自称保育士のTwitterアカウントの存在が話題となりました。
現にそのアカウントでは、乳幼児のオムツ姿の写真が
大量に収集されていました。
親にとってはかわいらしいオムツ姿や入浴シーン
いつも何の気無しに見ているオムツのCMでも
そういった方たちには、性的なものとして写るという事実。
信じがたいことですが、これは紛れもない事実なので
子どもの写真を投稿する際には、細心の注意が必要です。
頻発するデジタル誘拐にも注意を
最近では、自分の子どもの写真を勝手に使われる
デジタル誘拐なるものも頻発しています。
デジタル誘拐は、自分の子どもの写真が
知らない人の子どもや孫として
勝手に使われてしまうというものです。
私もSNSを利用していると
大量にアカウントを作っている
ビジネスアカウントに遭遇することがあるのですが
そういったアカウントは、大抵サムネイルに
子どもの写真を使用しています。
アカウントの発信内容は投資や株についてで
子育てなどには一切関係がないので
きっとどこかの誰かの写真を無断で
使用しているのだろうなと思っています。
写真の投稿には細心の注意を払おう
親からすると只々かわいらしいだけの子どもの写真ですが
世の中には、様々な性的嗜好を持った人がいます。
そのため、入浴やオムツ替え、トイトレなど
子どもの露出が多くなる写真の投稿は控えましょう。
上記で述べた以外でも、過去には
・写真が加工されて児童ポルノサイトにアップされる
・男児専門のポルノサイトの存在
・闇サイトへの転載
・小児性愛者が運営するサイトで写真を拡散される
など、様々な被害や悪質なサイトが確認されています。
子どもの写真をアップする場合は
もし自分の立場だったら
この写真をネットにアップされるのはどうだろう?と
自分の問題として捉えて考えてみるのが大切です。
くまさん♥
東京都
東京在住のワーキングマザー。発達障がい(ADHD)のある中学生と、定型発達の保育園児、乳幼児の3姉妹を育てています。これまでに経験した、出産・結婚・離婚・再婚・ステップファミリーなど、さまざまな体験をもとに、記事を執筆していきます。