毎日、毎日大変だと思っていた授乳期間も、いずれは終わりが来てしまうものですよね。
ママとしては楽になる面もあり、寂しくもあり…。
卒業の方法としては、徐々に授乳間隔を空けて自然とおっぱい離れをさせていく「卒乳」と、
職場復帰や様々な理由により親の意志で授乳を辞める「断乳」があります。
卒乳、断乳の時期は各ご家庭それぞれかと思いますが、
我が家の場合はおっぱいが大好き過ぎてご飯をあまり食べなかったので、1歳9か月の時に断乳を決意しました。
さて、どうやって断乳しよう?絶対数日は泣くだろうな、夜泣きもするかな…可哀そうだな…
色んな方法を模索した結果、私たちは某ブロガーの方が紹介していたあるユニークな方法を参考にしたことで、
泣かずに断乳を成功させることが出来ました!
今回は、そんな我が家が試した方法をご紹介します。準備段階から必要なポイントをお話しますね。
『参考にしたブログ』
Ameba公式トップブロガー ホリカンさんの
「空回り母ちゃんの日々」
①断乳決行日は、旦那が休みの連休初日に設定する
突然おっぱいを飲めなくなった赤ちゃんは、
ぐずって機嫌が悪くなってしまったり、夜泣きをするようになってしまう可能性もありますよね。
赤ちゃんがおっぱい無しの生活に慣れるまでどんな状態になるのか、
やってみるまで分からないのが心配なところ。
必死に玩具で気を紛らわせたり、粉ミルクやお茶をあげてみたり、眠るまでひたすら抱っこし続けたり…
何日続くか分からない状況をママ一人で対応するのは本当に大変。
なので断乳を決行する日はなるべくパパのサポートも受けられるよう、旦那さんがお休みの日をチョイスしましょう。
2連休や、ある程度まとまったお休みなどがあると良いですね。
我が家は5月のゴールデンウィークを断乳決行日にしました。
当時はまだコロナが流行る前でしたので、両家のおじいちゃんおばあちゃんの家に遊びに連れて行ったりして気を紛らわせることが出来たことも成功の一つだったと思っています。
②事前にそれとなくおっぱいの終わりをほのめかす
なんとなく人の話す言葉が分かる様になってくる1歳児。
私は断乳決行日の1週間前から息子に「もうすぐおっぱいバイバイだよ」と伝えるようにしていきました。
カレンダーには断乳決行日に〇を付け、「今日は〇日だから、この日におっぱいバイバイするね」とカレンダーを見せたりもしました。
理解が出来ているのか、いないのか、全く反応をしなかった息子ですが、
断乳当日やその後の反応を見る限り、ぼんやりとおっぱいの終わりを分かっていたのかもしれません。
その終わりが、まさかあんな形で訪れるとは想像もしていなかったと思いますが…
③決行日当日、朝一回目の授乳を終えてからがベスト
前夜の授乳で「明日でおっぱいバイバイだよ~」と言って寝かせたのですが、
当日は起きてすぐにおっぱいを欲しがるので最初の授乳は行いました。
事前準備が必要だったことと、最後の授乳時間を噛みしめたいという気持ちで授乳しましたが、結果的にはこの一回をあげてよかったと思います。
朝一の寝起きでおっぱいが飲めなかったら、機嫌が悪くなりすぎて計画は失敗だったかもしれません。
さて肝心の我が家の断乳方法ですが、
「絆創膏にアンパンマンの顔を書き、それを自身のおっぱい(乳首)に貼り付ける」という手法です。
キャラクターはなんでも良いのですが、それをおっぱいに貼り付けることで強制的に飲めなくします。
準備が出来たら、次に赤ちゃんがおっぱいを欲しがったタイミングで先ほどの絆創膏を見せつつこう告げます。
「おっぱいはアンパンマンになっちゃったから、もうおっぱい無い無いだよ」
こう伝えた時の息子の反応はいまだに忘れません。
息子はあまりの衝撃に口をポカンと開けたまま、手だけずっとモジモジ動かし、
しばらく無言で私とおっぱいを交互に見比べていました。
私の言った意味を必死に考えていたのだと思います。
私は笑いを堪えるのに必死でしたが、いかにも深刻そうな顔で息子を見つめ返し続けました。
するとやっと「…イヤ………」と口から絞り出したかと思えば、
そっと私のめくっていた服を下げて諦めたのです!
その後も、何度かおっぱいを欲しがって服の中に手を伸ばすのですが、おっぱいのアンパンマンを見つけるとじっと見つめて、スッと手を引っ込める。
それを繰り返すうちに段々と欲しがらなくなっていきました。
夜も同じく、強引に飲もうとしたり大泣きするという事なく、不思議とまた眠りに就くことが出来たのです。
もっと泣いて嫌がると思っていた私は拍子抜け。
念のため連休中のお風呂は旦那に頼み、明けの平日に戻ってからはお風呂の時だけ手書きアンパンマンの絆創膏を続けるようにしました。
そうこうして数日を過ごすうちに、おっぱいもほとんど欲しがらなくなり、おかげでご飯を良く食べ、夜もぐっすり朝まで眠ってくれるようになりました。
④断乳成功もつかの間、待っていた苦労
お風呂での絆創膏も辞めたのは、断乳決行日から2週間ほど様子を見てからでした。
おっぱい離れしつつあったとは言え、やはり目の前に今まで隠れていたものが見えた時は衝動的に飲みに来ようとしましたが、
「もうおっぱい終わりだよ」と言って制すと、残念そうな、恥ずかしそうな顔ですんなり諦めてくれました。
まさかここまで上手くいくと思っていなかった「おっぱいがアンパンマンになっちゃった」作戦。
子供なりに複雑な心境と葛藤があったかと思いますが、彼なりに納得したのか、あんなに大好きだったおっぱいを、こうして断乳することに成功したのでした。
ただ、簡単そうに見えるこの成功エピソードにも、実は地味な苦労が付いてきます。
卒乳とは違い断乳の場合急におっぱいを使わなくなるので、どうしても溜まった母乳で胸がパンパンに張ってきます。
私は二度程激痛の乳腺炎を経験した為、もう二度と繰り返したくないと思い、数時間おきに入念な搾乳とマッサージを行っていました。
ひたすら地味な作業で、これがまた大変。
搾乳器を使ったり、お風呂場で絞り出し続ける事もありました。
この時完全に出し過ぎてもまた同じ量の母乳が作られてしまうので、少しだけ残して搾乳するようにします。
母乳の作られる量が徐々に減ってくると搾乳の間隔も伸ばしていき、断乳決行から1ヵ月ほどすることには完全に母乳が出なくなっていたと思います。
⑤まとめ
「おっぱいがアンパンマンになっちゃった!」というユニークな方法で断乳を成功させた我が家ですが、
決行日の設定や、事前におっぱいの終わりを伝えておくことも、成功する為の大事なポイントだったと思っています。
今は、離乳食や幼児食をちゃんと食べて体が成長していれば無理に授乳を辞める必要は無いとされていますが、各ご家庭の事情で卒乳、断乳のタイミングはそれぞれ。
赤ちゃんの食欲、成長具合、仕事や休みの都合等考慮に入れながら、いずれ必ず来るおっぱい離れまで、今しかない赤ちゃんとの時間を大切に過ごしてくださいね。
私たちの方法が少しでも参考になれば嬉しいです。面白いな、いいなと思ったら是非試してみて下さい。
tomo♥
大阪府
大阪在住、お調子者で最高に甘えん坊の3歳男児育児に日々悩まされながら、第二子となる子供を妊娠中の30代主婦です。食育スペシャリスト、食生活アドバイザー、健康リズムカウンセラーの資格を持っているので、食の観点からのお役立ち情報や日々の育児奮闘紀を読んで頂けたら幸いです。