今回は、幼稚園教諭の資格をもつ立場として、幼稚園選びで特にチェックすべきポイントについてお話させていただきます。
あくまで、一個人の考えとして読んでいただけると嬉しいです。
そもそも幼稚園とは、、、
文部科学省の管轄にあり、教育機関という位置付けです。
3歳以上の園児のみで、1日4時間程度の通園が基本になっています。
中には受験等が必要な人気の園も存在します。
幼稚園といえども、今の時代はいろんな園の形があります。
大きくは以下の3つの種類があります。
・国や地方自治体が運営する「公立幼稚園」
・文科省が認めた法人が運営する、「私立幼稚園」
・公立および私立の幼稚園が、保育園の機能を併設した新しいタイプの「認定こども園」(同じ施設の中に幼稚園の子どもと保育園の子どもが一緒に過ごしています)
個人的に幼稚園選びで特にチェックすべきポイントと考えているのは、以下の4つです。
①通園手段
②給食の有無
③教育目標、プログラム
④延長保育の有無、内容
①通園手段
「有事には家から迎えに行くことができる距離、かつバスがあると理想!」
園のバスもしくは、親が送迎することになりますが、毎日通うことになるので、通園手段は重要ポイントです。
まだ小さな赤ちゃんがいる家庭や、家から遠い園などは、毎日親が送迎するのは大変なので、家の近くまで送迎してくれる園のバスがあると助かります。
ただし、子どもに熱がでたりした時には園まで迎えに行かなくてはいけないので、バス通園とはいえ、迎えに行ける距離を考えた方が良いと思います。
実際に、遠方に住んでいて、「下の子を連れてお迎えに来るのが大変」と言うママ達の声も数多く耳にしました。
②給食の有無
「給食があると嫌いな食べ物を食べられるようになるチャンスになるかも!?」
料理が得意なママはもちろん、アレルギーの心配がある場合はお弁当の方が安心して食べられますね。
一方、給食があると、毎朝のママの負担が減るのはもちろん、みんなで同じものを食べるので、自分の嫌いな野菜が入っていても、仲良しのお友達が食べたから自分も!と苦手な食べ物を克服するチャンスがあります。
幼稚園実習に行った際、「家では食べてくれないのに、幼稚園では食べてくれるのよね!」と驚くママ達の声をよく聞きました。
③教育目標、プログラム
「子どものタイプによって選ぶべし!」
大きく、自由型保育、設定型保育の2パターンがあります。
自由型保育は、担任が1日の中でやる事を特に決めずに、子どもが好きな事をして遊ぶスタイル。
設定型保育は、担任が制作の時間、おうたの時間、外遊びの時間等、ある程度決めて過ごすスタイル。
どちらも、お友達や先生とさまざまな関わりを通して子どもはたくさんのことを学びますが、どちらかというと、自由にのびのびと過ごしてほしい場合は自由型保育、お勉強タイプの園を希望する場合は設定型保育が向いていると思います。
現場で見た時に感じたのは、動くのは大好きな子に対し、「椅子に座ってひらがなの勉強をしましょう」と伝えても、なかなか難しく、「椅子に座っていられないですね」と先生からも注意されて、落ち込むママも少なくない印象でした。
しかし、その子がいけないのではなく、環境があっていないだけなのです。
自由に好きなことをして過ごすタイプの園なら注意されないと感じました。
それぞれに合う環境が、子どもにもママにも重要だと思います。
④延長保育の有無、内容
「延長有だと融通が利くのでオススメ!」
幼稚園に子どもが入園したら、働きたいと考えているママも多くいるのではないでしょうか。
私もその一人なのですが、、、子どもが幼稚園に滞在する時間は基本的に4時間位でお昼過ぎには帰ってくるので、実質パートに行ける時間はわずかです。
もっと長い時間働きたいという場合、夕方まで延長保育をしてくれる園だと非常に助かりますよね。
ちなみに、延長保育の間に、リトミックやバトン、空手など、習い事を園内で行ってくれる園もあるので、さらに有効活用できる可能性があります。
いかがでしたでしょうか。
子どもがママから離れて、はじめて社会に出ていく場が幼稚園です。
以上の点を是非ご参考にしていただき、園や先生の雰囲気を見て、ママやパパの直感を信じて選んでください!
ayaya♥
東京都
埼玉生まれ、埼玉育ち、東京在住。平成元年生まれ、娘はギリギリ平成生まれの1児の母です。学生時代には子ども学を専攻、幼稚園免許を取得、社会人になってからは子ども服ブランドでブランドリーダーを経験。昔から自分の子どもと遊ぶのが夢で、一緒に出かけたり、工作をするのが大好きです。新米ママですが、自分なりのメッセージを発信していきたいと思います。