我が子が小学校に入学したとき、保護者説明会で学用品についての説明を受けました。今回は、そのなかで私が「え!?」と思った手づくり品についてのエピソードをお話しします。
情報それだけ?!難易度高めの手づくり品
ケース①音読カード
まず初めに説明されたのが国語の授業で使用する「音読カード」。
音読カードとは、音読の記録を書き込むカードのことで、その様相は学校によってさまざまです。私自身も小学生の頃に使っていたのですが、私の通っていた学校の音読カードは、先生がつくった記入用のプリントをバインダーに挟んだものでした。
では、我が子の場合はどうだったのかというと…。
以下、先生から受けた実際の説明です↓
先生:「音読の際に使う音読カードは、厚紙に布か色紙を貼ってつくっておいてください。」
私:「……へ??」
他の保護者:「サイズは?」「音読カードって何?」「そのままなの?折るの?」
当然ながら、保護者からたくさんの質問が飛びました。
それもそのはず、先生は音読カードのつくり方や、サイズについてのレジュメを用意していなかったのです。先生からしてみれば毎年のことなので「音読カード=本校の音読カード」という風になってしまっていたのでしょうか。
後日、保護者からの要望を受け、サイズや見本の写真が入ったプリントが配られました。(見本の音読カードは、想像していたものとは全然違う物でした)
ケース②牛乳パックの道具入れ
保護者説明会で音読カードとあわせてつくっておくように指示されたものがあります。それは「牛乳パックの道具入れ」です。
先生:「ご家庭で牛乳飲まれると思います。一度開いてキレイに洗ってから、工作で使う道具が入れられるようにしてください。」
私:「……ん?」
他の保護者:「何のこと?」「どうやってつくるの?」
案の定、牛乳パックの道具入れについての説明でも、保護者からたくさんの質問が飛ぶことに。先生は牛乳パックの道具入れについてのレジュメも用意しておらず、保護者から多くのクレームを受けたのでした。(こちらも後日プリントが配られました)
教育者は学校のルールを全国区だと思いがち
小学校だけでなく、幼稚園や保育園に通って思ったのは、先生たちは自分の勤める機関のルールを全国区だと思いがち、ということです。先生たちにとって、学用品の決まりは毎年同じもの。そのため、次第に感覚が麻痺しているのかもしれません。私は分からないことがあるときは先生に都度質問し、まわりの保護者や先輩ママの力を借りて、何とか小学校生活6年間を乗り切りました。
くまさん♥
東京都
東京在住のワーキングマザー。発達障がい(ADHD)のある中学生と、定型発達の保育園児、乳幼児の3姉妹を育てています。これまでに経験した、出産・結婚・離婚・再婚・ステップファミリーなど、さまざまな体験をもとに、記事を執筆していきます。