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マナーを守って観劇するには?子どもと観劇を楽しむためのノウハウを紹介!

よねよね

学校や習い事が通常通りになっても、私たち親子には日常は戻りません。何故なら、緊急事態宣言以前には毎月2回は行っていた観劇がまだできないからです。

観劇は元々私の趣味ですが、小学生になってから娘も頻繁に連れて行くようになりました。娘は観劇が大好きですし、子どもや学生の観劇は割引で半額以下になることも多いので、今のうちによい作品に出会ってほしいと思っています。

しかし、日本では観劇に来る子どもはとても少ないです。それは、子どもが長時間体声を出さず体を動かさず、迷惑をかけないでいられるかどうか、不安だからではないでしょうか。

7月に入り、制限はあるものの、演劇界も公演を再開する動きがあります。この機会に、私が実体験でえた子どもとの観劇のノウハウをお伝えしたいと思います。

マナーを身につけるには観劇の経験が必要

子どもが観劇マナーを守るのは難しいといわれますが、実のところ大人でも守れない人は守れません。それはマナーを守る必要性を理解していない人は、マナーを守れないからです。

例えば、「喋らないで」「スマホの電源を切って」というのは、みんなが演劇の世界に浸っている緊張感のある素晴らしいシーンを雑音で邪魔しないためです。しかし、雑音で邪魔することがどんなに罪なことかわかっていなければ、気軽にやってしまいます。「これくらいはいいだろう…」そう思ってしまう場合、大人でもマナーを守れないことがあるのです。

逆にいえば、観客をふくめてみんなで1つの空間を共有する劇場での体験があればマナーの意義もわかり、それを守るはずです。以前、歌舞伎を娘と観にいったとき、前列のおばあちゃんたちのお喋りがうるさかったことがあります。そのとき、娘は「静かにしてください!」と注意したので、私のほうが驚きました。子どもでも「観劇は静かに集中する空間」だとわかっていれば、自然と守るものだと思います。

だから、子どものうちにマナーを身につけさせるには、劇場で観劇させる必要があります。その場を実際に体験することでマナーを学ぶのです。小さな子どもは適応する能力も高いので、できれば大きくなりすぎる前に体験させてあげてほしいです。

小学生には、子どもだけではなく、パパママも楽しめる演目がおすすめ

大人は楽しめないけれど、子どもむけに作られた演目の場合、マナーの面でも緩いため、観に行きやすいです。しかし、個人的には小学生になったら大人も一緒に楽しめる演目に挑戦していただきたいと思います。

まず大人だって子どもに合わせるだけではなく、楽しむべきです。また、大人も楽しんだからこそ、親子で共有できる素敵な思い出にもなるからです。私も娘と観てきたお芝居のことを話すことが多く、それによって絆は深まったと思います。

そして、子どもの感性や理解力は日々成長するものです。演劇は新しい世界を開く扉にもなります。たとえ、理解しきれない部分があっても、知識は蓄積されますし、心のなかにそれが残っていればいずれ理解するのだと思います。マナーを身につけるためにも“子どもむけ”からの卒業は必要です。

観劇に慣れても、子どもとの観劇で不測の事態は起こるもの

過剰に恐れることはないと思いますが、子どもの観劇はやはり不測の事態が起こります。慣れていても「しまった!」ということが…。大人でもありえることなのですが、子どもの場合、自分で対処できないのでパニックになりがちです。

例えば、劇場の空調がききすぎてお腹が痛くなってしまった。おしっこはしたけど、ウンチがしたくなった。眠くなってしまった。などなど…です。

観劇前は体調の管理し、前日にしっかり睡眠をとること。トレイの確認、暑い季節だからこそ薄手の上着を持参しましょう。基本的なことですが、観劇中は席を立つことがとても難しいので、念には念を入れるべきです。

それでも、子連れの場合、席を立たざるをえないこともあります。心配な場合は、通路脇や扉に近い席を取るのがおすすめです。

観劇したらアウトプットしよう!

学校の芸術鑑賞では必ず感想文がセットになっています。それが面倒くさいと感じる子ども多いでしょうが、それでもアウトプットはおすすめです。 長い文章が書けないなら、絵でも良いですし、ノートにチケットを張り付けて一言でも良いと思います。 感じたことを表現すると記憶が定着しやすいです。また、書いたものも時間がたって読んでみると楽しいと思います。

劇場に早く多くの子どもたちの笑顔が戻りますように!

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よね

埼玉県

埼玉県出身。小学3年生、一人っ子の娘を育てる40代。フリーライターです。 母娘ともに趣味はミュージカル鑑賞。お芝居の台詞で会話をする親御です。女ふたりの機動力を活かして、お泊りで観劇にいくことも。 最近興味があるのは子供のIT教育。プログラミング教室へ体験教室に行ったり、記事を書いたりと勉強中です!

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