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5人兄弟シングルマザーの家庭に育って

いなみいなみ

子供の頃、お手伝いをして貰った5円玉1枚を握りしめて、駄菓子屋さんへ走り、5円チョコを一つ買って嬉しそうに食べていた。そんな記憶が今でもふと、蘇ります。
「貧乏子だくさん」。5人兄弟で貧しいけれど賑やかな、昭和感溢れる家庭に育った、昭和の終わり生まれの筆者です。

実の父を小さい頃に亡くし、母と3つ上の姉との3人暮らしでしたが、その後母が再婚。働かない、ギャンブル、DV、借金など…色々と問題のあった義父。しかし、弟と妹、可愛い3人の兄弟が生まれました。
私や姉の勧めもあり、母は長い間計画的に準備をして、やっと離婚が成立。
調停の結果、義父に支払い能力なしで養育費は貰えず。シングルマザーとして毎日朝から夜中まで働き詰めの母。辛い事や我慢する事も多かったけれども、楽しい事もいっぱいでした。

―母ひとりに5人の子供―

仕事でいない母に代わって、姉と私が年の離れた弟妹の子守りや家事をし、家族で助け合って、仲良く暮らしていました。(そんな兄弟達も、今では全員大人になりました。)
給料日前に白米が雑炊や素麺になったこと。よもぎやたんぽぽなどの野草を摘んで食料にしたこと。母のたまの休日に、お弁当を作って下道で県外までドライブへ出かけ、車の中でしりとりや、皆で大合唱したこと。貧しかった子供時代ですが、とにかく賑やかな思い出がいっぱいです。

―子供にはたくさん兄弟を、と思っていた―

一人っ子は寂しそうだから2~3人ぐらい産みたいな、と思っていた若い頃。しかし実際に出産すると、たった一人の子供を産み育てることが、こんなにも大変なのかと痛感…。5人も産んで育てた母には、脱帽です。
妊娠中や出産が順調でなかった事、ワンオペ家事育児、経済的な心配。体のことも考えると、今は一人で手一杯かな、と思う今日この頃。
「努力と根性」が好きな昭和生まれの私も、いつの間にか齢を重ね、30代半ばともなると、年中お疲れ気味…。体は正直です(笑)。

この先、習い事や高校、大学と、子育てにはたくさんのお金が必要なので、今はひとまず一人っ子で、やりたい事を自由に学ばせてあげられたら、と思っています。
深刻な少子化問題に、先行き不安な日本の経済。未来の事はわかりませんが、もしいつかまた授かるような事があれば、家族が一人増えるのも、きっと幸せ。

―子は宝―

子供は宝、大切な未来です。
昭和の高度経済成長期に育った人生の先輩方からは、「二人目はまだ?」「子供はたくさん産んだ方がいいよ!」となどと言われる事もありますが、子供は一人でも、たくさんでも、いなくても、養子でも。
それぞれの時代や家庭で、幸せのかたちも様々だと思います。
家族の形や子育て、人生に正解はないからこそ、毎日を楽しんで生きたいです。

最後に、5人の子を育ててくれたお母さんへ。
貧乏大家族だったけど、幸せだったね!ありがとう!!
これからは親孝行を頑張りますので、体に気を付けて長生きしてね。

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いなみ

いなみ

滋賀県

滋賀県在住、33歳。元気いっぱい3歳男子と、ほぼ二人暮らし。 年齢の割に昭和感満載の、民謡歌手&シンガーソングライター主婦です。 出産後も音楽活動を続けながら、初めての育児に奮闘中! 妊娠・出産・子育ては、思い描いていたよりずっと大変で、毎日がわんぱく怪獣との闘いですが、一緒にたくさん遊んで、モリモリ食べて、そして歌って、楽しく過ごしたいです! のんびり、ゆったり、子育て世代のお母さん、お父さんに、エールを送ります!