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活字が苦手な男の子に勧めたい本~我が子の活字への苦手意識を無くしたいママへ~

3人の怪獣のママ3人の怪獣のママ

小学校でもiPadやパソコンが1人1台配布され、分からないことがあった場合は、本で調べるよりYouTubeで検索。
そんなデジタル社会を生きる子どもたちの活字離れは、もはや致し方ないのかもしれません。
しかし、本好きの私としては「我が子にも読書の楽しさを知って欲しい!」という思いがあります。
それは私だけではなく、多くのパパママの願いではないでしょうか?

活字が並ぶ本を手にも取らない息子

私自身は、本が大好きです。
そんな母の子ですから、息子も自然と本好きに…とはなりませんでした。
残念ながら、長男は活字の並ぶ本を好んでは読みません。
それでも最近では、お気に入りのシリーズの新刊を見つけると「読みたい!」と言うようになりました。
嬉しい変化です。

そして、今はそれで良いと思っています。
無理強いして本嫌いになってしまっては、元も子もありません。

「お気に入りの本がある」

それは大切なことだと思っています。
正直、ここまでくるのもなかなか大変な時間がかかったのです。
どうやって長男と向き合ってきたのかご紹介したいと思います。

「音読」という宿題

小学校では、1年生から6年生までほぼ毎日出される宿題があります。「音読」です。
ドリルやプリントといった宿題と違い、形に残らないのでついつい手を抜きがちです。

しかし、活字嫌いな子ほど、この「音読」を大切にしてあげて欲しいと思います。
我が家の場合も家事をしながら聞くことが多いのですが、耳だけは真剣に傾けるようにしています。
こちらが真剣に聞いていると、息子も真剣に感情も込めて読んでくれます。
読み終わったら、どのシーンが好きだった、どこの読み方が良かったなど簡単なものですが「キチンと聞いていたよ」という意味を込めた感想を伝えます。
そして、息子自身の感想も聞くようにしています。

国語の記述問題が弱い長男ですが「この時、主人公はどう思ってたと思う?」など、ちょっとしたテストのようなことを聞いても、案外スラスラと自分の考えを言ったりします。
まとまりのない感想を答えてきた時は「なるほど、〇〇〇って考えたんだね。」など、どう伝えれば相手に伝えられるのか、例を提示する感覚で伝えます。

毎日繰り返すうちに、「ただ読む」音読から「考えながら読む」意味のある音読になってきます。
…と言っても、私自身が教員免許を持っているわけではないので、これが正解かは分かりません。
自分自身が本を読んでいる時に、どういったプロセスを踏んでいるか考えた結果、このような方法で音読をさせるようになりました。
そして少なくとも、長男にとって「音読」は「好きな宿題」だそうです。
そして、テストでも記述問題を空白にすることは無くなりました。

夏休み、冬休みには読書感想文に挑戦!

夏休みや冬休みには、課題として読書感想文が出されるかと思います。

しかし、それは「自由」課題で提出は任意の場合が多いのです。

この自由であるはずの課題…正直、なかなか活字嫌いな子と取り組むのは大変ですが、活字嫌いな子ほど低学年のうちから一緒に「必須」課題として取り組むことをオススメします。

高学年になってから「そろそろ読書感想文もやるべきかな?」と取り組もうと思っても、こちらの書き方のアドバイスを聞いてくれなかったりします。
読書感想文が自由課題であれば、宿題量が増える高学年からわざわざ追加で取り組もうとする子も少ないのではないでしょうか?

我が家は1年生の最初の夏休みから「長期の休みには読書感想文を書くもの!」としています。
その甲斐あって、長期休み前の本屋さんに読書感想文コーナーが出来ると「今年はどれにするかな…」と選ぶようになりました。
もはや、軽い洗脳です(笑)
しかし、この「それなりの量の文章を書いて、自分の考えをまとめる」経験は、小学生のうちではありそうでなかなかない、とても貴重な機会だと思うのです。

我が家の活字苦手くんが面白いと言った本

現在小学校4年生となった長男が、それぞれの学年で面白いと言った本をご紹介します。


1年生「おしりたんていシリーズ」 さく・え トロル(ポプラ社)
2年生「ほねほねザウルス」 作・絵 ぐるーぷ・アンモナイツ(岩崎書店)
3年生「逃走中オリジナルストーリー」 小川彗・著 白川鋭利・絵(集英社みらい文庫)
4年生「鬼滅の刃ノベライズ」 吾峠呼世晴・原作/絵 松田朱夏・著(集英社みらい文庫)

いずれも、挿絵が多く男の子がワクワクするようなストーリーで、活字が苦手な長男も飽きることなく読めたオススメの本です。

活字に強いことは、将来絶対に武器になる

活字に弱いから理系に…と思っても、実は理系でも読み解く力が必要とされることが多々あります。
何をするにも活字に強いというのは、実は大きな力を発揮すると思うのです。

元々絵本が好きで、その流れから活字の並ぶ本が好きになるというのが理想ですが、我が家の長男のような子も少なくないと思います。
一長一短に活字好きになるのは難しい。
だからこそ、時間をかけて活字との向き合い方を教えてあげたいものです。

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3人の怪獣のママ

3人の怪獣のママ

大阪府

現在は大阪府在住ですが、全県転勤ありの転勤族の夫と結婚して12年。元気が取り柄の小4の長男、おそらくHSCのために繊細な年長の次男、ひょうきん者な年少の三男と3人の子宝にも恵まれました。楽しくも、手探りで毎日奮闘するアラフォーママの生活をお伝え出来たらと思います。

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