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元保育士が教える保育園見学のポイント②〜本当に見ておくべき所とは〜

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前回は「保育園見学の重要性」について、ご紹介しました。
今回は、実際に保育園見学で見るべきポイントについて、ご紹介したいと思います。

保育園見学で基本となるチェックポイント

保育園見学のポイントは、様々なところで紹介されています。それらは、あくまでも基本的なチェックポイントです。
まずは、その基本的なチェックポイントを紹介します。

・保育園の立地(家からの距離/駐車場や駐輪場があるか)
・保育時間(土曜日と平日では違う場合も)
・給食(お弁当の日の確認/アレルギー食の対応など)
・持ち物
・年間行事(どのくらい保護者の参加が必要か)
・慣らし保育の期間
・保育料以外に必要となる諸経費
・保育室や園庭などの設備・安全性

これらは、保育園見学で基本となるチェックポイントです。保育園見学の際は、必ず確認しておきましょう。

元保育士直伝!本当に見ておくべきポイント

ここからは、元保育士である筆者が、実際に我が子を保育園に入れる時にチェックしたポイントです。

保育士の年齢層

まず、勤務している保育士の年齢層です。若い先生が多いと、元気で明るい雰囲気があり、良さそうな保育園に見えます。しかし、若い先生ばかりという保育園は、あまりオススメできません。なぜなら、それだけ、離職率が高いということなのです。

離職率が高いのは、保育園に原因があることも多いです。せっかく信頼関係を築いた先生がいなくなってしまうというのは、子どもたちにも保護者にも良い影響を与えません。長期間、勤務されている年配の先生がいらっしゃるかどうかも、保育園見学時に確認しておくといいですよ。

自由に見学させてくれるかどうか

これは、園の方針にもよりますが、保育園見学の際に自由に見学させてくれるかどうかもチェックするポイントです。

一見、園長先生や主任の先生などが、ずっと丁寧に付き添って、一つ一つの部屋を案内してくれると親切に感じますよね。しかし、私は、そういった園には不信感を感じてしまいます。見られては困るところがあるのでは?と思ってしまうのです。

一方で「自由に見学して下さい」というのは不親切ではなく、どこを見られても大丈夫という自信があるのでしょう。実際、私が勤務していた保育園も朝礼の際に園長から「今日は○時から園見学があります、△組と□組に行きます」という連絡がありました。その連絡があると、△組と□組の保育士は、見学に合わせた保育を行います。

つまり、日常の保育ではなく、見学用の保育をするのです。これは、保護者にとっては何の意味もありませんよね。でも、実際に、こういった保育園は少なくありません。

保育園見学前に、一度電話で確認を

今回は、保育園見学で本当に見ておくべき所について、ご紹介しました。保育園見学は、良い保育園を選ぶために、とても大切です。保育園見学を希望する場合は、事前に保育園に電話で確認しておきましょう。
電話をかける時間は、午後1〜3時(お昼寝時)がオススメです。また、電話をかけた際の職員の対応などもチェックしておくといいですよ。これから、保育園選び(保活)を始めるママやパパは、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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コトノハ

コトノハ

大阪府

大阪在住、31歳。2児のママです。 元保育士で、企業主導型保育園で園長をしていました。 その後、Web業界に転職し、現在はフリーランスとして、デザイン業やライター業を中心に自宅で仕事をしています。 保育士時代、関わった子どもは100人以上。様々な子どもと接してきた経験や、私自身の子育て経験をもとに、皆さまのお役に立てる情報を発信していきます!