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ワーママから専業主婦へ

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現在ワーママとして働いている方の中には、
「子育て」と「仕事」の両立に悩まれている方も多いのではないでしょうか。
また、現在専業主婦で今後働きたいと思われている方も多いのではないでしょうか。

私自身、9年間地方公務員として勤務しておりました。
地方公務員というと「安定」「ワークライフバランスが取りやすい」「長く働けそう」といった
イメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。
私も、入庁する前はそうでした。
「子供が生まれても仕事が続けられそう」「福利厚生が手厚そう」と印象があり公務員を目指しました。
しかし、結婚し、子供が生まれてから2回の産休、育休を経て、
私の中で人生の優先順位というものが変わりました。
そして、退職し専業主婦になる道を選びました。

ワーママでも、専業主婦でもどちらが正解ということはありません。
だからこそ難しい問題であると思います。
今回は私のケースではありますが仕事を辞め、専業主婦となった経緯についてお話したいと思います。

仕事を辞めた理由

①子供と過ごせる時間が短い

私が仕事を辞めた一番の理由は、子供と一緒にいる時間を何よりも優先させたかったからです。

長男は1歳半から保育園に預けておりました。
朝は8時頃保育園に預け、18時頃迎えに行くという日課でした。
長男ということもあり、まだ言葉も話せないような子供を
保育園に預けることにとても不安がありました。

私が子供を保育園に預けて働いていることに疑問を抱くのは、いつも職場の昼休みでした。
職場の近くに公園がありそこで昼食を済ませていたのですが、平日の昼間ということもあり、
長男と同じ年齢ぐらいの子供が、お母さんと親子で遊んでいる姿をよく目にしました。
私はその姿を見る度に、「本当は私の息子もこんな風に遊びたいと思っているのかな。」
「人に預けてまで働いている意味があるのかな。」と感じておりました。

平日の朝は8時までに保育園に行けるようバタバタと準備をし、
18時の迎えの後も急いで夕食を食べさせ、
21時までに寝かせ次の日に備えなければなりませんでした。
休日も掃除や買い物を済ませているとあっという間に終わってしまい、
長男とゆっくり遊ぶという時間が取れないことが多かったです。
このままでは、子供の成長に寄り添えない、
もっと一緒に遊ぶ時間と余裕を持ちたいと思い退職の選択を視野に入れ始めました。

②保育園児はよく体調を崩す

保育園に入園して数カ月は、親子で体調を崩しまくりです。
もちろん、風邪とは無縁で毎日元気に登園できる子もいると思います。
残念ながらわが子はそういったタイプではありませんでした。
2週間に1回は何かしら具合が悪くなり、保育園を休むことになります。
そして、元気になって登園を開始し数日後、
また具合が悪くなり休むということを繰り返しておりました。
保育園に入園して1年は、免疫もないため風邪をひきやすくそんな感じでした。
もちろん、看病している私も同様でした。
自分の仕事の都合で子供の体調を悪化させているような気がして、
いつも子供に申し訳なさを感じておりました。

③共働きで収入が多いはずなのに貯金ができない

現在私は専業主婦で、夫の収入だけで家族4人生活をしております。
しかし、不思議なことに共働き時代は毎月赤字だった家計が何故か黒字となりました。
私のワーママ時代の出費状況をご紹介したいと思います。

我が家は自宅近くの保育園に入ることができず、
自宅から徒歩50分程の隣の駅の保育園に通っておりました。
自宅から保育園の方向に向かうバスもなかったので、雨天時はタクシーを利用しておりました。
ちなみに、保育料もかなり高額でした。

帰宅後も疲れてしまい夕食の準備ができず、外食やテイクアウトに頼ることが多かったです。
食費は今の3倍以上の金額を使っていたことは間違えありません。
毎日時間に追われ、休日に食事の下ごしらえをする等の気力もなく、
1週間ほとんど料理していないこともありました。
当時の生活を振り返ると、仕事で溜まったストレスを外食や高価な食事で解消することが多く、
今思えばなんて悪循環な生活を繰り返していたのだろうかと反省しております。
そんなこんなで、共働きにもかかわらず当時まったく貯金ができておりませんでした。

専業主婦になってよかったこと

①時間にゆとりができた

私が仕事を辞めて一番良かったと思うことは、子供と過ごせる時間が増えたことです。
例えば、子供と話しながらゆっくり朝食を食べれたり、
夕方公園に行きのんびりと過ごすことができる時間ができました。
何気ない当たり前の日常でありますが、私はワーママ時代は毎日時間に追われ、
当たり前の日常を子供と過ごせずにおりました。
子供と一緒に遊んだり過ごせる時間は一瞬です。
あと数年もすれば、長男は小学校高学年になり私と公園なんか行ってくれなくなるだろうと想像し、
今のこの時間を大切にしなければならないと思わされます。

②丁寧な暮らしができるようになった

上記でお話した通り、ワーママ時代全く貯金ができておりませんでした。
現在は、夫の収入だけで生活しなければならないため、
家計簿をまとめ生活費を計算しながら暮らしております。
その結果、無駄な買い物や出費が無くなりお金の使い方が丁寧になりました。
そして、何故か共働き時代よりも家計が黒字となりました。
結果として、心の余裕が我が家の家計にも余裕を持たせてくれる状況となりました。

③習い事ができるようになった

現在、子供はピアノとスイミングを習っております。
習い事は大体平日の午後か土曜日に設定されていることが多いのが現状です。
共働きであれば平日は保育園の送迎で精一杯、土曜日は溜まった家事を行う貴重な曜日です。
そのため、習い事をさせることは時間的に厳しかったと思います。
特に、ピアノは毎日の練習の積み重ねが必要な習い事であり、
仕事をしながら毎日練習を見ることは難しかったと思います。

我が家の場合は、共働きで収入が多かったとしても
時間的余裕が無く習い事をさせてあげることが難しそうであったため、
専業主婦となり子供の好きなことをやらせてあれることができよかったと思う日々です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
私の場合は仕事を辞めてよかったと思う気持ちが強く、
専業主婦になったことのメリットばかりのお話になってしまいました。
しかし、ワーママを辞めるという選択が必ずしも正解ではないと思っております。
母親として仕事を持っているということは、
万が一夫に何かあったとしても子供を育て上げることができる経済力があります。
また、自分が仕事をしていることによって、将来子供が社会に出て悩んでいる時に、
仕事に対し同じ視点からアドバイスすることもできます。

私自身これから何年専業主婦を続けるのかは決めておりませんが、
ワーママの特権ともいえる上の2点は、とても大きいものであると感じております。

専業主婦でも、ワーママでもどちらも正解でないから難しいと思います。
子供と過ごせる時間はごくわずか。
自分が決めた方向に進み、子供と笑顔で過ごせる道に進むことが何よりの正解であると思います。
 

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doremifaso

doremifaso

神奈川県

都内の大学卒業後、地方公務員として9年間勤務しておりました。神奈川県在中で5歳と2歳の男の子がいる32歳のママです。2回の産休・育休を経てなんとかワーママを続けておりましたが、色々な葛藤の末退職を決意しました。現在は、節約生活をモットーに、今しかない子供たちとの時間を満喫しております。専業主婦、ワーママ両方の経験から、子育ての悩みについて一人でも多くの人に寄り添えるような記事を執筆させて頂きたいです。