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中学受験、成功できそうですか?失敗経験をもとに娘と挑む受験旅 シリーズ②

おけいはんおけいはん

失敗を経験に娘と中学受験に挑む

中学受験にあっさりと失敗した私です。
その経験はいつまでも汚点のように私の心の底に潜んでいました。中学生になりお気楽には過ごしていましたが、親しい人にもなかなか話せず、それでいて記憶から消し去ることのできない過去。ようやく失敗談を語れるようになったのは、自分の娘に中学受験をさせようかと考える頃になってからです。自分と同じ失敗を娘に経験させては可哀想なので、私なりにアプローチの仕方を工夫しています。

子どもの本気度を都度確認する

私が思う、中学受験で一番重要なことは、「子どもがその中学に本当にいきたいかどうか」です。習い事にしても勉強にしても、きっかけは親の影響や誘導という事が多いと思います。中学選びにしても同様の場合が考えられます。

自分の意思がはっきりしている子はいいのですが、私のように何にでもチャレンジしてみたい好奇心旺盛型は、親が提案することをとりあえず受け入れてしまいます。なので、中学受験してみる?と聞けば、やってみる!と安易に答えがち。受験をするのは私達親ではなくて子ども自身です。自分が望まない状態なら、絶対に過酷とも言える受験勉強を乗り越えることはできません。

選択肢を与えて子どもに選ばせる

中学受験は必須ではありません。将来を見据えて結果的に良い方向に導かれることはありますが、地元の中学からその先を考えても全く問題はないわけですから、そこを子ども相手であってもきちんと説明をして、どちらを選択するかを子ども自身に決めさせることが大切だと思っています。

子どもがこの中学に入りたい、と自身で思うようになれば、少々しんどい勉強にも向き合うことができます。娘も最初の頃は、時折「受験しなくてもいいんやろ?」と聞いてきたことがありますが、私や夫とその都度話をするうちに、私立中学へ通う方が自分にとってプラスなんだという意識が根付いてきて、今は進んで塾に通うようになっています。

最大のポイントは塾選び 大手進学塾 or 個人塾

地元の塾情報に疎かった私は、とりあえず大手の進学塾に娘を通わせることにしました。魅力の一つは授業数の多さです。授業が多い分、宿題などの家庭学習を少なく設定されたカリキュラムは毎日働きに出ている私にとってありがたいことでした。

また、多大なるデータ量による個人成績の分析も魅力的でした。娘も初めて通う進学塾に、その学習の難しさに戸惑いながらも意欲的に学習していました。算数では、学校では教わらない解き方も多々出てきます。私も出来るだけ一緒に解いたり教えたりしながら娘が慣れるまでは頑張って付き合うようにしました。平日の授業以外に毎週土曜日には週テストがあり、そのおさらいをオンライン動画で行うという、大手ならではの最新の授業スタイルも今の時代に合っていると感じていました。

個人よりデータ重視!?

塾の個人懇談でのことです。先生は、膨大なテストデータが印字されたプリントをもとに、娘の学習レベル等を話してくれました。この教科は比較的できている、この教科は理解度が低い、娘さんは全国何千人のテスト受験者の中で何番目に位置付いています、など。細分化された分析データをもとに説明が繰り広げられます。

説明を聞いているうちに、私の中で少しずつモヤモヤとした感情が湧いてきました。「ここの(塾の)先生は、娘のことは全く見ていなくて、データによって娘を表している」と。

もちろん、進学塾なのだからデータによってその子を識別して指導していくことは大切かつ必要なことなのかもしれません。しかし、娘は1週間の中で半分以上もその塾に通い長い時間を費やしています。お友達と遊ぶことも我慢して一生懸命通っています。なのに、そこで出会う先生とは人間関係というものがほとんど築けていないのだ、ということを感じてしまったのです。先生は、娘の性格や特徴などには一切注力せず、データとお付き合いされているのだと。

受験に成功したら、その塾との関わりもオールOKとなるでしょう。こちらの塾に通わせていて良かった、と。でも、もし成功しなかったら…?あまりにも希薄な塾との関係性に、私はどこまで満足できるのだろう、と思いました。成功しても失敗しても、親身になって娘の勉強をサポートしてしてくる先生がいて、素敵な関係を築けてこれたなら、娘にとってはプラスだった!と思えるかもしれませんが、そうではなかったとしたら、時間とお金をただただ無駄にしてしまうのではないか、と思いました。

娘にしても、授業を持って下さる先生がどんな先生なのか、クラスがどんな様子かなど、一切話しません。ただ授業を受けて帰っているいるような状態。中学受験、そう甘いものでないということは私自身重々知ってはいますが、しなくてもいいことであるからこそ、大切な時間を無駄にさせてしまうようなことをしたくない、と強く感じました。

友達の勧めで個人塾に通うことに

娘にとって、少しでもこの中学受験に向けた学習がストレスにならないものであって欲しいという気持ちが強まり、また、娘も膨大な勉強量やスピードにやや疲れてきていることも察し、私達親子はあっさりと大手進学塾をやめ、友達の勧めで、個人でされているアットホームな進学塾に通うことにしました。

6年生になるとそれ相応の授業数にはなってきますが、以下の学年はさほど授業は多くありません。また、少人数制なので先生との距離も近く、解らない部分の質問もしやすいようです。小さなクラスの中で時折行われるテスト結果により順位も出ますが、そうすることで娘はより周りのお友達と切磋琢磨させて頂いているように思います。

何より、先生が娘の得意不得意を見極めてくださり、娘の性格も解った上でアプローチしてくださっているところが嬉しいのです。莫大なデータの中での自分の位置よりも、縮図化された集団の中で自分のレベルを知り、どこを頑張らないといけないのか、自分で気づいていく事ができているように思っています。

塾に通わせているという安心感は禁物

私の両親は、私が週数回塾に通う事ですっかり安心しきっていました。授業中友達と手紙交換をしたり、教科書やノートの端にパラパラ漫画を描いたり、サボってばかりいた私のことを心底信用していたのだと思います。

週何日もあって、授業時間も長い進学塾。通うだけでも大変立派だとは思いますが、親は、塾に通わせているだけで安心はせずに、時々子どもに塾の様子を聞いたり、勉強に付いていけているのか確認することも必要だと感じています。お友達ができて楽しいのはいいけれど、その子と一緒にふざけたり遊んだりしてはいけないんだよ!お友達と一緒に頑張ってね!と、私は娘に声をかけています。

塾にもよりますが、今の時代は入退室のメールが親に届いたり、宿題の提出状況、テストの結果などをオンラインで知る事ができたり、子を塾に預けている親の方にも情報が行き渡るようになっていたりします。それでも塾に行く振りをしてサボっていたり、テストの点数をごまかして伝えるなど、知恵を働かせる子もいます。過干渉は良くないと思いますが、ある程度は目を向けている必要はあるかと思います。

しかし、親に嘘をついてまで塾をサボりたいと思っているような子は、もしかしたら中学受験そのものを経験させる必要があるかどうか、今一度再確認しても良いかもしれません。また、だいぶ勉強に付いていけていない状況なのかもしれません。子どもが嫌がることを無理やるさせる必要はどこにもないのです。それでも受験をさせて私立中学に通わせたいと思うのであれば、親の方も覚悟を決めて、子どもを少しでもやる気にさせる為に声のかけ方など、工夫が必要ですね。

習い事はバランスを考えて継続させてあげたい

塾が毎日あるぐらいハードな通い方をしているお子様にとっては習い事との両立は難しいかもしれませんが、そうでない場合は、曜日を調整するなどしてできるだけ好きな習い事はやめずに続けさせてあげたいと思っています。

なぜなら、受験に合格すれば結果それも良しかもしれませんが、万が一残念な結果になってしまったら、好きな習い事を途中でやめてしまったことを後悔してしまうかもしれません。大好きなレッスンが気分転換になることもあります。それに、習い事をやめたとしても勉強に一挙集中できるとも限りません。受験前一ヶ月だけお休みするなど、バランスを保ちながら、できるだけ好きなことは続けながら受験勉強もできたらいいな、と思っています。

まとめ

結局、冒頭でもお話ししましたが、子ども自身がどれだけ前向きに受験に臨めるかどうか、が一番大切なことだと思っています。辛い勉強を強要してしまっては、本当に可哀想です。貴重な小学校時代をできるだけ思い出深く子どもらしく過ごさせてあげたいと思っています。

20年も経った今となっては、私にとって中学受験経験は特に辛い過去でも何でもないのですが、それは両親が受験に成功しようが失敗しようが、変わらず愛情を持って育ててくれたおかげだと思っています。決して中学受験が全てではないのですから、経験の一つとして子どもと一緒に取組んでみる、ぐらいの気持ちの方が返って子どもは自主的に取り組んでくれるのではないかなと思っています。

どんな結果であっても、全面的に子どもを受け止めてあげられるぐらいの包容力を今のうちから親である私たちも身につけておかなければいけませんね。子どもの頑張りやプレッシャーに比べたら、親の苦労はたかが知れている。そう思って応援できたらいいなと思います。

これから中学受験を控えているご家庭の皆さん、できるだけ楽しい気持ちでこの大きな山を乗り越えられるよう、一緒に頑張りましょうね!

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おけいはん

おけいはん

兵庫県

兵庫県在住。結婚16年目。夫と子ども2人の4人暮らしです。大学時代に熱中したボランティアリーダー活動のおかげで子どもとのふれあいが大好きに。家族遊びは基本アウトドアですが、子ども達が大きくなり多忙な為機会が激減した今は、それぞれの目標に向き合う彼らにベタ褒めしたり叱咤激励しながらファン第一号として寄り添っています。自分がハッピーじゃないと子育ても楽しくできない。がモットーな、「がんばり過ぎない子育て談」を記事にしてお伝えできたらなと思っています。