毎年恒例の夏のイベントは3家族で行く旅行です。
今年の目的地は奈良県下北山村の『山の家晴々（はるばる）』
少し寄り道をしながらの旅を楽しみます。

大阪から三重経由で熊野に入り、世界遺産の『花の窟神社』で大きな岩のご神体にご挨拶をしました。

日本一長い砂礫海岸「七里御浜」のビーチビュウは息を飲むほどの美しさです。
後ろ髪を引かれながら、地元の海の幸を片手に県境にある奈良県北山に向かいます。

車を走らせ40分。

途中、ジブリのこだまが出てきそうな森林を抜け、野生の猿の親子の出没に子供たちも大喜び。
カーブの多い山道を経てあっというまの到着です。

宿は、山に囲まれた大自然の一軒家。
目の前の川を見て、子供以上にわくわくする大人たちの歓声が上がります。

車から荷物を降ろし夕食のBBQの準備もそこそこに、大人も子どもも水着に着替え川へ急ぎました。

勢いよく飛び込みたい気持ちを、川に浸けた足が留まらせます。
上流の透きとおった川の水は、想像を遥かにこえた冷たさでしたが、子供たちはおかまいなし。

肉眼でもはっきり見える魚たちの群れ、きらきら光る川底の石。
これだけでも水質を知るには十分過ぎます。

子ども達が夢中で魚と泳ぐ横で、大人たちは川に浸かりながら水を感じ、空を眺め、自然との調和を楽しむのです。

体いっぱいに吸い込む空気は、疲れ切った毎日を一気に吹き飛ばしてくれました。

体も心も十分にクールダウンしたら、次のお楽しみの準備です。
宿の前にはテラスとBBQができるスペースがあり、BBQ道具もレンタルできます。

さて、寄り道で仕入れた地元の海産物と豚のTボーンでBBQが始まりました。

味は言うまでもなく格別！

遠回りした甲斐があったというわけです。

もちろん、ビールも最高！

子ども達の花火も終わり、いい感じで酔いもまわりだしたころ、ふと空を見上げると満点の星。

周りに明かりがなく、空に近い山だからこそ見られる景色です。

貸し切り宿＆貸し切り川、そして貸し切りプラネタリュウム。
地元の食材に舌鼓を打ちながら幸せをかみしめた、今年の夏の思い出です。

・名称　オノ暮らし　山の家晴々(haru∞baru)
・住所　〒639-3803 奈良県吉野郡下北山村寺垣内351
・HP　　https://onogurashi.localinfo.jp/