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夫からもらって「嬉しい」or「困る」プレゼント

おけいはんおけいはん

結婚して一緒にいるのが当たり前になっても、夫から何かプレゼントを貰うのは嬉しいものですよね。結婚16 年目の私たち夫婦の実体験をもとに、夫からもらって「嬉かったプレゼント」そして、「(実は)困ったプレゼント」についてお話しします。

記念日は必ず夫婦でお祝い

私たち夫婦の誕生日は4月と6月、結婚記念日は3月です。子どもができる前はお互いの誕生日や結婚記念日にはちょっとお洒落なレストランを予約して2人で食事に出かけていました。

夫の両親と隣り合わせで家を建てたということもあり、子どもが出来てからも記念日だけは子どもを預けて夫婦で食事に出かけるのを習慣にしています。もちろん子連れで外食してお祝いすることもありますが、結婚記念日は出来るだけ夫婦水入らずで出かけるようにしています。

ブランド物のママバッグ

上の子を妊娠した後に迎えた私の誕生日。
まさか!と思っていましたが、大きな紙袋を夫から手渡されました。その中には私が欲しがっていた、ケイト・スペードのママバッグが入っていました。おそらく、私が雑誌かネットで見て、「これ可愛くない?」と軽くアピールしていたのだと思います。

母乳瓶ケースとオムツ替えシートがセットになっていて、とっても可愛いデザインです。キャンバス地なのでやや重くて使い勝手が悪い部分もありましたが、何よりテンションが上がるので良く使いました。今でも当時の夫の気持ちと共に大切に保管しています。

「使えるモノ」ではなく「キラキラするもの」がいい

ママになる前はママグッズのプレゼントも嬉しいものですが、ママになってからは逆にママとしてではなく、1人の女性としてもらって嬉しいプレゼントを求めてしまう、というのが女心というものです。私の友人は誕生日に夫から、それこそ北欧ブランドの可愛いママバッグをプレゼントされましたが、「あ〜そうかぁ。あくまで旦那さんはママとして私のことを見てるんだ〜」と相当がっかりしたようです。

もちろん、ママバッグは毎日使うものだし、可愛くて使い勝手の良い物を持ちたい。でも夫からのプレゼントでなくても良い、なのです。非常に理解ができます。

結婚10周年でもらったアクセサリー

「Sweet 10th diamond」
という言葉がありますよね。どこかのジュエリーブランドのCMだったのを記憶しています。
そう、結婚10周年は節目の年。普段お祝いはしなくても10周年はきちんとお祝いできたらいいな、と思っている方も多いと思います。

私たち夫婦の10周年はというと、例年通り夫婦で外食をして楽しいひと時を過ごしました。それだけで私は満足でしたが、帰宅して寝る準備をしようとしていたところ、夫が、「ホンマに気付いてないんやな」とひと言。「えっ?なに?」と訝る私に「寝室行ってみて」と言われ、寝室を物色すると、、、。

夫からのサプライズプレゼントに感激

なんと、私の枕の下から小さな紙袋が顔を覗かせていました。ちらりと見えたそれは、そう、それを見ただけでテンションの上がってしまう、ティファニー。中にはこれまた白いリボンのかかった小さな箱が。これは本当にSweet 10th diamond かもしれない。と期待に胸を躍らせ開けてみると、、、。

ダイヤモンドのネックレスではなく、シルバーのネックレスでした。新作だったそうなのですが、、、残念ながら、私の好みではありませんでした。

もちろんティファニーのダイヤモンドなんて、お値段もすごく高いだろうし、シルバーのネックレスもそれなりのお値段だっただろうから、私達にちょうどいいと言えばちょうどいい訳で。そんなサプライズを企だててくれた夫の気持ちはとっても嬉しかったです。

ノーモアサプライズ

それから数年後の結婚記念日。
またまたやってきました、ティファニーの小さな紙袋。私は嬉しい気持ち半分、「また好みじゃないデザインだったらどうしよう(汗)」という気持ちで、恐る恐るラッピングを剥がすという始末。紙袋から箱を出すところまでがシアワセのピークでした。

中を開けて見ると…
またまた私の好みではないデザインのネックレス。笑顔のひきつる私を見て夫は少しがっかりした様子でしたが、私だってがっかりです。なんでこうも私の好みではないデザインを選ぶのか。普段の私の身に付けているものや好きな雰囲気に一切の関心を持っていないということか、と逆に怒りすら沸いてきてしまいました。もちろん表に出すことはしませんでしたが。要するに、夫は妻の為にプレゼントを選ぶ自分に酔っていたのではないでしょうか。店員さんに、「記念日を大切にしていて素敵な旦那様ですね!」と言われて喜んでいたのではないか、と思うのです。

大変辛辣な意見で気の強い妻だと思われるでしょう。友達に話すと、「そんなサプライズしてくれる旦那さん、いいやん〜!」と口を揃えて言ってくれます。でも、私にとっては、本当に、「ノーモアサプライズ」なのです。残念なプレゼントをちょこちょこ頂くぐらいなら、さらに10年待ってひと粒のダイヤモンドを貰える方がよほど嬉しいし、間違いなくずっと大切にできると思っています。

「夫婦で一緒に選ぶ」がベスト

サプライズプレゼント、決して悪くはないと思います。でも、せっかく日々忙しい中お店に行って購入したプレゼントが相手に喜んでもらえない、なんて結果になったら本当に残念です。好みにうるさい奥様が相手ならなおさらです。

ロマンスには少々欠けますが、「2人で一緒に買いに行かない?」と誘ってくれて、限られた予算であっても、気に入った物を買わせて頂くのが1番良いのではないかな、と思います。2人でお互いの趣味を共有し合う、ということこそ、互いを思いやるということのように思うのです。
とはいえ、モノではなくキモチが何よりも大事。2人で食事しながら普段と違ってゆっくり会話をするだけでも十分なプレゼントだと思っています。

私の夫は、2回に渡る私の反応の薄さ、そしてプレゼントしたネックレスを私が全く付けていないのを察して、もうプレゼントをくれることはなくなりました。でも夫婦円満で記念日デートは続けています。

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おけいはん

おけいはん

兵庫県

兵庫県在住。結婚16年目。夫と子ども2人の4人暮らしです。大学時代に熱中したボランティアリーダー活動のおかげで子どもとのふれあいが大好きに。家族遊びは基本アウトドアですが、子ども達が大きくなり多忙な為機会が激減した今は、それぞれの目標に向き合う彼らにベタ褒めしたり叱咤激励しながらファン第一号として寄り添っています。自分がハッピーじゃないと子育ても楽しくできない。がモットーな、「がんばり過ぎない子育て談」を記事にしてお伝えできたらなと思っています。