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障害を持っている子どもとの関わり方

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私は障害を持っている子どもから大人までの方々の支援・援助・療育をしてきました。保護者と関わることも多くあり、たくさんのお話を聞き、相談を乗ってきて、一番聞くことが多かったことは「この子のママなのに何も分からない。」という言葉でした。

そこで、障害を持っている子の関わり方などを書いていこうと思います。
初めてのお子さんで障害を持っている子どもが生まれたらわからないのも当然です。だって、障害を持っていなくてもわからないことだらけで、いつも試行錯誤。なんで?なんで?の連続ですよね・・・。

障害を持っているお子さんの特徴として・・・

「目が合わない」「なかなか言葉が出ない・お話が難しい」
「ひらがなの読み書きが難しい」「集団生活が難しい」
「嫌なことがあるとお友達を叩いてしまう」等がありますよね?

これは、出来ないのではなく難しいことと思ってくださいね!環境や関わり方で時間はたくさんかかってもだんだんと出来るようになります。そして、子どもの個性を理解してあげることが一番です。

きっとグレーゾーンのお子さんも多いかと思います。
何か困りごと・問題があったらそのままにしないで、近くにある子育て相談センターに相談をして悩んでいることをどんどんと解決していくことも一つの手です。

グレーゾーンとは・・・

個性が少し変わっている子で、例えば、お母さん・姉・弟(グレーゾーン)・妹と買い物へいきました。
「母さんに好きなお菓子1つ選んでいいよ」と言われて選んでレジでお会計しているとき、自分(弟)と妹が同じお菓子を買っていることに気づいて急に機嫌が悪くなり、違うのがいい!と変えるまでぐずったり、人を叩いたり・・・。

見た目はワガママのようにみえますよね?
でもこれはグレーゾーンの自閉症スペクトラム障害の特徴で、独特なこだわりがあり、自分の中で一緒のものを選んではいけないと勝手にルールを決めてしまいます。急に機嫌が悪くなり、叩いてしまったのは、注意欠陥多動性障害の衝動性が重なってしまった行動で、グレーゾーンとも考えられるということです。

子どもとの関わり方

私が働いていた施設でよくあったことは、物の取り合い・叩いてしまう行動です。

物を取られた子の気持ちや、叩かれた子の気持ちを分かりやすく伝えます。その時に、感情的に怒ったり怒鳴ったりすると、お母さんに対して怖いイメージを持ってしまったりしてしまいます。

お母さんと一緒に「貸して」と相手に伝えてみたり、手だてを教えることでだんだんと覚えてきてくれます。その時にもし、一緒に言えたり、貸しての意味で手を差し出すことができたら、たくさん褒めてあげてください。

集団生活が難しい子は、その環境にたくさんの気になるものがあるのかもしれません。その場合は一旦二人きりになって、今は何をする時間かを同じ目線になって、目を見て伝えます。言葉で伝わりにくい子には、カードにして、トイレの時間・手を洗う時間・ご飯の時間など絵や写真を見せて、目で見てわかるように工夫をしていくことで伝わっていきます。

最後に・・・

このお話を通して伝えたいことは、「全部完璧にしなくていい」ということです。誰だって完璧に出来る方はいません。
今日が難しい一日だったら明日チャレンジして、長い目で見てお母さんお父さんの出来る範囲で成長を見守ることだけでも素晴らしいと思います。出来た日は、たくさん褒めてギューッと抱きしめてあげて、たくさんの愛情を注いであげて下さい。

そして、一人で抱え込まないで、友人や支援センター・保育園の職員、今ではSNSでもたくさん繋がることもできますので周りに頼って辛いときは辛い、今日は〇〇だったと伝え合うことも本当に大事なことだと思います。

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のんたんmama

のんたんmama

千葉県

専門学校で保育士・幼稚園教諭の免許を取得して、約3年間障害者支援施設で働いて23歳の時に授かり婚。その後は退職をして専業主婦。今ではパートもやってます。毎日が波乱万丈で、騒がしく、楽しく、ときに泣いたり怒ったり…っと喜怒哀楽が激しく過ごしてます!子育て・家事・仕事を頑張って両立して日々試行錯誤しながらママをやっています!少しでも子育て・仕事してるか迷ってる方・仕事してるよけど両立が難しい!って方にアドバイスが出来たらいいなっと思ってます!