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子連れで再婚①「夫との出会いから再婚まで」

くまさんくまさん

元夫の不倫によって離婚をした私。やっと手に入れたマイホームも車も全て売り払い、幼い娘と二人きり、小さなアパートでお互いに支え合いながら生活をしていました。

毎日仕事と子育てで精一杯で、正直オシャレをする時間も余裕もありません。「こんな私に再婚なんて…」と、当時は再婚どころか、今後恋愛をすることがあるとさえも思っていませんでした。

今回の記事では、そんな私が子連れで再婚をした時のお話を書きたいと思います。

意外なところにあった出会い

離婚してからというもの、以前にも増して仕事に打ち込むようになっていました。子持ちなので、定時上がりなどの融通を利かせてもらっていた私は、職場に対して負い目がありました。何とかして会社の役に立てるようにと、当時は必死だったのかもしれません。

そんな時、私の会社にデザインの依頼をしてきたのが現在の夫でした。たまたま私が夫を担当することになり、それがきっかけで何度か顔を合わせるようになりました。それから打ち合わせの回数が増すごとに、お互いに何となく居心地の良さを感じるようになっていきました。

そして出会いから数ヶ月後、夫から「結婚を前提としたお付き合いをしたい」と、言われました。しかし、私はそれを断ってしまいます。初婚だった夫を、元夫との間に生まれた子どもの親にさせるのが申し訳なかったからです。

夫のことを大切に思えば思うほど、同じ初婚の女性と結婚をして、自分の家庭を築いて欲しいという気持ちが強くなりました。一度目の出産が難産だったことや、協力者のいないワンオペ育児に疲れ切っていた私。この先、子どもを生むことなど、当時はまったく考えられませんでした。そんな理由もあり、夫からの申し出を丁重にお断りしたのでした。

私を救ってくれた夫からの言葉

シングルマザーということが引っかかって、告白を受け入れられない私に「自分の子どもだからかわいいとかじゃなくて、○○ちゃんの子どもだからかわいい」「血が繋がっていてもいなくても、○○ちゃんの子どもならかわいい」と、夫が言ってくれました。

そんな優しい夫の言葉も「口では何とでも言える」「子育てはそんなに簡単じゃない」と、最初は受け入れなかった私ですが、夫の熱心な説得に「信じてみても良いのかもしれない」と、次第に思うようになりました。

ゴーサインは娘の一言!

夫と付き合い始めてすぐに、娘に夫を紹介しました。初めこそ緊張していた娘ですが、すぐに夫と仲良くなり「○○くん」と、夫のことを名前で呼ぶようになりました。

その後は、週末は夫の家に娘とお泊りに行き、休日は動物園や遊園地、水族館などに行って3人でたくさんの時間を共有するようになりました。

そして娘の運動会があと1ヶ月後に迫った時、娘が夫に「今度の運動会にママの友だちとしてじゃなくて、○○(娘)ちゃんのパパとして来て」と、言ったのです。これには私も夫も驚きました。娘はそれまで「○○くん」と、夫のことを名前で呼んでいたので、父親という対象には見ていないのだろうと思っていたからです。

しかしその一言をきっかけに、娘が「早く結婚して」「ちゃんとパパになって」と、夫に毎回言うようになりました。何の心の準備もしていなかった私たちでしたが、娘の運動会までの大安の日を探して、急いで婚姻届を用意し、運動会までに何とか入籍を済ませたのでした(笑)。

その後、私たちがどのようにして家族になり、結婚から2年後に第二子となる女児を出産したのか、そこに至るまでの葛藤や経緯を、次回の記事「子連れで再婚②ステップファミリーのススメ」のなかで、お話したいと思います。

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くまさん

くまさん

東京都

東京在住のワーキングマザー。発達障がい(ADHD)のある中学生と、定型発達の保育園児、乳幼児の3姉妹を育てています。これまでに経験した、出産・結婚・離婚・再婚・ステップファミリーなど、さまざまな体験をもとに、記事を執筆していきます。