今回は、私が小学校の入学説明会で出会った
仰天クレーマーお母さんのお話です。
色々な考え方の人がいるのだなと、
考えさせられた体験だったので、シェアします。
給食から炊き込みごはんを無くしてください!
長女が小学校に入学するときのこと。入学説明会で給食についての説明がありました。
娘の通う小学校は、給食に力を入れていて、近所でも給食のおいしい学校として有名です。
地元で採れた野菜を積極的に使ったり、
給食で提供するパンを生地から手作りして給食室で焼いたりするなど、かなりこだわっていました。
説明会で配られた給食メニューを見ると、白米の他に炊き込みごはんや、うどん、パスタ、中華麺など、
バリエーションも豊かで、子どもたちが喜びそうなものばかり。
私は「いい学校だなぁ」と感心していたのですが、突然、一人のお母さん(Aさん)が手をあげたのです。
Aさん
「あの、炊き込みごはんが多くないですか?」
「筍ごはんとか、きのこごはんとか、わかめごはんとか」
副校長
「はい。栄養バランスを考慮した上で、子どもたちが喜ぶメニューを考えています」
Aさん
「こんな味の濃いものばかり出されると困ります」
「家で白米を食べなくなったらどうするんですか?」
「給食から炊き込みごはんを無くしてください!」
副校長
「え〜と…。では、個別にお話を伺いますね」
このようなやり取りがあり、副校長先生や他の先生方は、かなり困惑していました。
また、まわりの保護者たちもシーンと静まり返っていて、
中には「ウチの子、炊き込みごはん好きなんだけど(笑)」と言って困っているお母さんもいました。
私は「炊き込みごはんいいな〜」と呑気に思っていたので、色々な考え方の人がいるのだなと改めて感じたのと同時に、
家で白米を食べなくなる云々は、親が躾ければいいだけの話なのになと思いました。
子どもを送るのは学校の仕事でしょ!
娘の通う小学校では、入学してすぐに遠足があり、小学校からバスで40分ほどの所にある水族館へ行く予定になっていました。
その際、万が一外出先で生徒が体調不良になった場合は、現地に親が迎えに来るようにとの説明を受けました。
すると、またAさんが手をあげて先生に対して強い口調で話を始めたのです。
Aさん
「何で親が迎えに行かなきゃならないんですか?
「平日は仕事してるので迎えは無理ですよ」
担任
「学校では、そのような決まりになっていますので…」
Aさん
「じゃあ、ウチの子は参加できません」
「その場合欠席扱いになりませんよね?」
担任
「お母さまもお忙しいとは思いますが、子どもたちも楽しみにしていますので…ぜひご参加いただけると嬉しいのですが」
Aさん
「子どもを送るのは学校の仕事でしょ!」
「勝手に連れて行っておいて送らないとか意味が分かりません」
このやり取りのとき、若い女性の担任の先生は、涙目になっていたような気がします。
まわりの保護者たちも関わってはいけないという感じで、終始無言。
私も「怖いな」「早く終わってほしい」と思っていました。
子どもが体調を崩したら、すぐにでも迎えに行ってあげたいと思うのが親だとばかり思っていましたが、
本当に色々な人がいるのだなと実感させられました。
幸いAさんとは、一度も関わることなく小学校生活を終えられましたが、
トラブルになった親御さんもいると聞いて、内心ヒヤヒヤしていました。
くまさん♥
東京都
東京在住のワーキングマザー。発達障がい(ADHD)のある中学生と、定型発達の保育園児、乳幼児の3姉妹を育てています。これまでに経験した、出産・結婚・離婚・再婚・ステップファミリーなど、さまざまな体験をもとに、記事を執筆していきます。