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発達障害の原因は?親の育て方の問題ではない!

おまめおまめ

発達障害とは、ASD(自閉スペクトラム症)・ADHD(注意欠如・多動性症)・LD(局所学習障害)の総称です。
これらの発達障害は、親の育て方の問題ではなく「脳や神経の働き方の違い」が原因と考えられています。
しかし、その原因を知っている人はまだまだ少なく、見た目では分からないために
「親のしつけがなっていない!」などと思われてしまうことも少なくありません。

親の育て方の問題ではない

長男の2歳頃、癇癪がとてもひどく、家でも外でもスーパーや道端など場所を問わず突然ひっくり返って泣きだし、
抱き上げようにも叩かれたり蹴られたりするので手が付けられないことが一日に何度もありました。
何を話しかけても、私の声は長男の耳には入らず、私の声をかき消すように余計に声を荒げるため、
何もできずにそばで見ていることしかできませんでした。

そんな私たちを怪訝そうな顔で見てくる人は、正直少なくありませんでした。
中には、声をかけてくださる方もいましたが、それが余計に長男の癇癪をヒートアップさせるため私も苦笑いを返すしかできず・・・。
幸い、酷い言葉を言われることはありませんでしたが、たまたま言われなかっただけで
「しつけがなってない」「迷惑」「うるさい」など思われていたのではないかと思います。

発達障害を抱える子の癇癪は、感覚過敏の問題や見通しのない不安、こだわりの強さなど見た目では分からない困りごとから生じることが多いです。
長男の場合は、体幹が弱く歩くことや三輪車に乗る姿勢を保持することが苦手で、
すぐに疲れてしまうことからよく癇癪を起こしていました。
また、初めての建物に入ることや知らない人がいる場所、「今から何が起こるのか分からない」などの
見通しが立たない状況でも癇癪を起こすことが多かったです。
これらは、決して親の育て方の問題ではなく「脳や神経の働き方」の違いから生活上の困難さが生じているのです。

発達障害のそれぞれの特徴は?

2004年に制定された「発達障害支援法」において、日本で定義されている発達障害は
“自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの”
(発達障害支援法、第二条より引用)とされています。
現在は、2013年にアメリカ精神医学会より発行されたDSM-5(精神疾患の診断・統計マニュアル)において、
自閉症・アスペルガー症候群・その他の広汎性発達障害は「自閉スペクトラム症」とひとつの診断名にまとめられています。

それぞれの特徴を簡単にまとめました。

・自閉スペクトラム症(ASD)・・・社会性コミュニケーションの苦手さ、興味の範囲が狭くこだわりが強い、感覚の過敏さや鈍麻さ、これらの特徴が低年齢から見られる。

・注意欠如・多動性症(ADHD)・・・不注意(気が散りやすい、物忘れが多い)、多動・衝動性(じっとしていられない・感情のコントロールの苦手さ)が、同年齢の子と比べて強く見られる。

・局所学習障害(LD)・・・全般的な知能の遅れはないものの「聞く・話す・読む・書く・計算する・推論する」の能力の弱さから、学習面への困難さが見られる。

発達障害の原因については長年様々な研究がされていますが、いまだに原因ははっきりしていません。
生まれ持った脳の特性により、定型発達の子とは異なった感覚処理や情報の受け止め方をすることから生活上の困難を抱えています。

「しつけがなっていない!」と思わないで

発達障害を抱える子を育てる親御さんは、決してしつけをしていない訳ではありません。
「迷惑をかけてもいい」なんてことも思っていません。
どのように関わればいいのか分からずに一緒に困っていたり、
自分とは違った感覚を持った子と必死に向き合っています。
どうか私たちのように親子で困っているような様子を見かけたら、そっと見守っていただけると嬉しいです。

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おまめ

おまめ

大阪府

大阪府在中。1987年生まれ、2人の男の子の母。幼稚園年少の長男は、2歳7ヶ月で自閉スペクトラム症の診断を受けています。2歳の次男も発達障害グレーゾーン。さらに夫も発達特性を持った、個性たっぷりな4人家族です。発達障害児の子育てから学んだ子どもとの向き合い方や、子どもの発達に悩みをもったママ・パパが前向きになれるような情報をお伝えしていきます!「Instagram(@omame_taro)やアメブロでも発達障害児育児の日常について発信中!」